2019年3月29日

ワンストップセキュリティー

成田空港で、この4月に試行される、米国発アジア方面乗り継ぎ客の保安検査省略する「ワンストップセキュリティー」の実証実験の記事。まぁ、確かに羽田と成田の国際線を比較すると、国内線乗り継ぎなら羽田だけれど、国際線乗り継ぎとなると、まだ成田が優勢だから、その部分でサービス向上させるのは理に適っている気がする。さらに、記事にもあるように、羽田で50枠増設される李発着枠の内、24枠が米国線となれば、成田からかなりの路線が移動することも確かなわけで、成田空港としても気が機じゃ無いことはよく分かりますねぇ。

確かに成田空港の国際線乗り継ぎのゲートは、時間帯によっては外まで長い列が伸びているときがあり、逆に一度入国して入り直した方が速いんじゃ無いのか、と感じることもしばしば。あれが無くなり、到着して直ぐにラウンジなりゲートなりに移動して、次のフライトに備えられるとなれば、それはそれで大きなメリットになりそうですね。

ただ考えてみたら、それで人気が出るなら羽田でもやってもいいわけで、特に国際線ターミナルを増設しているANA系のT2なんか、際-際でも際-内でも、ターミナル内で動線を上手く作れば不可能じゃ無いだろうし。ただ、際-際の場合は、やはり乗り継ぎ便の少なさが羽田の限界だから、そこはもう少し別のシナリオが欲しい所ですよね。

日本人としては、以前も話題になった日本出国時にアメリカ入国審査も完了するような仕組み(カナダ出国時のような)を是非始めて欲しい。最近では、昔ほど酷くなくなったけれど、それでも時間帯で到着便が集中すると1時間位は平気で待たされますしね。それが無理なら、日本の顔認証システムや自動化ゲートのデータを米国とかシンガポールとかと共通利用出来るようにして、相手国の自動化ゲート利用が出来るように是非して欲しい。勿論、相互利用出来るようにすれば、日本に入国するあるいは乗り継ぐ乗客のメリットにもなるわけだし。そう言う方向に、今回の実証実験の結果の先の次の目標にして欲しいなぁ。

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