2019年3月30日

メディア戦略

二日後に迫ってきた、新元号発表。自分ガレまで経験してきた元号改正は、昭和から平成の時だけですが、あの時は昭和天皇崩御の一方があって、あぁこれで昭和が終わったと思ったものの、新元号という意識は余り無かった気がします。だから、当時の小渕官房長官が「平成」を発表した時には、何か不思議な感覚がずっと残ったような。まぁ、それは「平成」という元号に慣れていなかったこともあるでしょうけど。そう言う意味では、今回は4月30日の今上天皇の譲位を前に、混乱を出来るだけ避けるという事から一月前に発表されるわけですが、ここで気になるのは事前に発表されることが分かっていることからの「事前の漏洩」。多分メディア各社は何が何でもスクープを狙うだろうし、今の時代一寸したことが情報漏洩が生まれることもあり、ここ数日はピリピリしているんでしょうね。

で、4月1日お昼前に予定されている新元号の発表の様子は、一般のメディアだけでなくSNSを通しても配信されるという記事。まぁ、全国民にあまねく承知するという目的や、今の時代を考えたらそれは普通のことなんだけれど、逆の見方をすればそれだけ既存メディア・レガシーメディアの存在価値も薄まってきているんだなぁと言う事。個人的には、速報性・リアルタイム性を考えたら、SNSで十分だと思うけれど、逆に既存メディアはそれを受けて、どれだけ新元号の背景なり、これからの目標なり、どれだけ付加価値を付けた情報提供を迅速に出来るかが勝負になるわけで、それこそが「メディア」とか「ジャーナリスト」の本領発揮の場なのでは。まぁ、そこで力量が分かるというか、資質が問われる内容が出てきたりした。東京新聞の某女性記者はどうするんだろうか、恐いもの見たさの興味津々みたいな(笑)。

「平成」が終わるため、新元号発表時の「平成」の文字をデザインしたグッズが売れているらしいけれど、それも勝負はここ数日? 4月30日までは「平成」で5月1日から新元号に変わるわけだから、その間は「平成」グッズは販売しても良いと思うけれど、やはり人気は直ぐに新元号に移るだろうなぁ。「平成」の時もあったけれど、同名の地名探しとか、同姓の人探しとか。そうそう、元号を関した会社や組織、特に大学は多くて、「平成なんとか大学」っていうのも随分得たけれど、新元号発表後は「〇〇なんとか大学」と改名したり、新規に設立される大学が生まれるのだろうか。なんか安直だよなぁ、そう言うのって。いずれにしても、あと二日で世の中がちょっと変わる切っ掛けが生まれるますね。

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