はやぶさタッチダウン

小惑星「リュウグウ」にタッチダウン成功した「はやぶさ2」の、その瞬間の映像が公開。この手の映像って、余り見た記憶が無いのですが、有人以外での惑星着陸ってなかったかなぁ。中国が月面でやったっけ? でも、こう言う着陸シーンの映像って、アポロの月着陸映像以来見た記憶が無いなぁ。

正式には何というか分からないけれど、小惑星上に「はやぶさ2」が着陸したわけでは無く、「サンプラホーン」という筒状のものが表面に一瞬接地して表面の資料を採取して、直ぐに離れるので「着地」という言い方が正確なんでしょうけど、その細長いサンプラホーンが接地する直前、画面右側に結構大きな岩みたいなものが見えるんですよね。偶然なのか、想定していたのか、あれってかなりきわどい運用だったように見えます。予想に反して、想像以上に凸凹した表面で、着地地点の選定には苦労したんでしょうけど、仮にあのサンプラホーンの先が岩の端とかをかすって「はやぶさ2」の本体が傾くとかしたらどうなっていたのか。実際に試料採取に成功したかどうかは、「はやぶさ2」が来年帰還するまで分からないとのことだけれど、是非成功していて欲しいなぁ。

今回撮影したカメラは、有志による寄付で接地されたものとのことだけれど、実際に寄付した人達、それに答えてカメラを設置して撮影に成功した関係者に拍手したいですね。ところで、何度も映像を見ていて何か違和感を感じると思ったら、「音」が入っていない。予算の関係でマイクは無かったのかなと最初は思ったけれど、宇宙は真空で音は伝わらないと直ぐに気が付き、アニメとか映画の宇宙ものシーンに毒されているなぁと自分で自分に苦笑いしてしまいました(笑)。