2019年3月20日

第六感

渡り鳥のように、日本源も時期の影響を感じ取る能力(器官)を持っていることを発見したという記事。東大とカルテック等の共同チームが研究して確認したとのことだけれど、人の五感(視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚)に続く「磁覚」なるものが存在しているらしい。例えば、視覚でも見える光の範囲が違っていたり、その感覚の幅は個人差がありますから、仮に現在は使用していない「磁覚」機能であっても、人によっては自ら感じられるくらいの「性能」を維持しているのかもしれませんね。

磁気は基本的に金属等に反応するものだから、体内の何処かに金属成分が集まって居れば、そこを利用して磁気作用を感じて、それを神経信号みたいな形でフィードバックするような仕組みは、そんなに難しく無さそう。ただ、鳥とか魚とか、そう言う器官を主に利用する場合、自然界で利用するからノイズも少ないだろうけど、人間界の場合は回りには電磁波や磁気は一杯あるし、金属を身につけている人も増えているし、どんどんこの機能を利用する機会、それが暗黙の場合でも減ってきているから、どんどん退化するだけなのかも。

逆に、キャンプとかでそう言うノイズの少ない自然界に出かけると、何か違う印象・感覚を感じるのは、その「磁覚」がいつも以上に利用されるような状態になるからなのかもしれませんね。そう考えると、何となく筋道が通っている気がする。一つ疑問なのは、その「磁覚」の感覚器官はどこにあるのかという事。「味覚」は下でしか分からないし、「視覚」は目が必要。でも、「触覚」は体全体で知ることが出来る。体全体に「磁覚」を感じる機関があると思うと、それならもっと顕著に認識されると思うし、磁気の変動はそのまま電気信号に変えることが出来るから、となると脳とか頭部の何処かに、「磁覚」を司る感覚器官やそれに反応する部分があるような気がするけれど、どうだろうか。

でも、結構長いこと既に利用されているMRTなんて、強力な磁場を利用した装置だけれど、あれの影響ってこれまで無かったのだろうか。あるいは、磁力を利用する工場とか環境で仕事をしてきた人が体調不慮を訴えるなんて場合には、この「磁覚」が影響していたのかもしれない?! 六番目の感覚器官だから「第六感」と言う言い方は正しいのだろうけど、通常使われる何か突発的に閃く「第六感」とは、またちょっと意味が違うとは思うけれど。これまでの五感で感じられない別の要素の変動を感じて、何か違う結論が得られるという意味では超感覚的な閃きに近いかもしれないけれど。今後は、例えば適度なBGMが作業効率をアップさせたりするように、調整された磁場環境が集中力をアップさせたり、何か閃く機会を増やしたりという事が可能になるのかもしれない。

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