2019年3月8日

究極の共通化

PCWatch、山田祥平氏のコラムから、現在最新のWindows10 1809で実装された、クリップボードの履歴機能と同期機能について。クリップボードは、言ってみれは一次保管機能みたいなもので、同一の内容を続けて利用する場合とか、取りあえず保存して後から利用するなど、便利な機能の一つ。ただ、難点は、その保管できるデータが、テキストだろうがグラフィックだろうが、一度に一つだけという事。新しいデータを保管すると、以前のデータは破棄されてしまい新しいデータで上書きされます。

昔から、だから複数のデータを保存して、貼り付けるときに選んで使用出来る機能のツールがいろいろありましたが、やっとWindowsのin-box機能が追いついた感じ。でも、ショートカットキーが違うと言うが個人的にはちょっとなぁ...  もう一つの機能は、複数のデバイス間でその保管したデータを共有するもの。複数のデバイスを並べて、平行して色々な仕事をしている時には、絶対必要な機能ですよね。ただ、昔はこう言うツールベースで提供する「便利な機能ツール」でも良かったけれど、現在では複数のデバイスを並べて使うことは普通になりつつあるし、しかもWindows PCだけでなく、MacとWindowsとかAndroidとWindowsとかiOSとWindowsというケースも普通に見られる時代。となると、もっとインテリジェントな同期ツールというか、もっと透過的な利用ができるツールが欲しいところ。

コラムの最後の方で紹介されている"Microsoft Garage Mouse without Borders"というツールは、確か結構昔に試したことがあります。異なるデバイス間で、マウスカーソル移動やキーボードの共用が出来て、自分のように仕事用のパソコンと自宅のデスクトップ機を並べて使用するときには、手を左右に移動させなくてもいいし、凄く便利。ただ一つ残念だったのは、確かマウスのボタン入替が反映されないので、左右を入れ替えて使っている自分にとっては残念なツールで、それもあってその後使わずにいたんですが、まだか医療されていたなら、今度試してみよう。

こう言う複数のデバイスを操作するときに、別々に操作出来るメリットも有るけれど、場合によってはそれらを恰も一つのシステムの様に操作したい場合もあります。Windowsパソコンを例えば二台並べて使うときに、その時点で仮想的な一つのシステムみたいな感じに設定されて、一方にしか入っていないアプリを、他方でも実行出来るようになれば理想的だけれど、最低I/Fが共通化出来ればいいかも。ここでは、キーボードとマウスの共通化だけですが、例えば一方のパソコンに仮想マシンが立ちあがって、そこで他方のシステムが動けば、ある意味画面も共通化出来るわけで、それも便利じゃ無いかと。物理的に表示装置が並んでいると、画面のサイズとか解像度の違いで結構醜くなるし、基本横に広がるから視線が左右に移動して使いづらいときもあるんですよね。だから、ベースとなるパソコンがデスクトップで広い画面が利用出来るなら、その中に取り込んだ方が便利な場合もあるんじゃないかと。最近のWindows10では、盛んに仮想化を宣伝している気がするんですが、それなら簡単にもう一方のシステムを取り込むようなツールも是非出して欲しい。

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