2019年3月1日

複合商品

一寸面白いなと思いつつ、これもコロンブスの卵だよなぁと感心した、カメラ付きLED照明器具。こう言うデバイスを設置するときに問題となるのは、いかに電源を確保するかだと思うんですが、元々照明器具のために準備されているものその物を使うと言うのは、膝ポン物のアイデア。しかも、照明器具が付いているわけだから、カメラで撮影するときの光源にもなるわけだし。

デバイスを設置するときには、どうしてもネットワークと電源の問題は解決しないといけない。ネットワークは、Wi-Fiと言う方法があるけれど、APの設置が前提になるからどこでもかしこでも使えるわけでは無い。WAN(LTE)なら、APの心配は入らないけれど、今度はコスト高になるし。電源も、配線無しならば太陽光という手はあるけれど、これは外で無いと殆どの場合使えない。よほど省電力のデバイスが出てくれば、今のデジタル時計みたいな感じで部屋の中どこでもおいて使えるんだろうけど、まだそこまで入っていないでしょうし。室内の場合、この電源の引き回しが結構面倒なんですよね。どうしても、ACコンセントをまず設置して、そこから分岐しないといけない。室内でAC100Vの電線設置などは資格が必要なんだけれど、USBなら宅内配線は自由にやっていいんだろうか。USBだって、何mも伸ばせるわけじゃ無いだろうから、どこでも配置できるわけじゃ無いけれど、でも電源系がUSBで統一されたら結構自由度は広がりそう。

このカメラ付きLED照明もそうですけど、二昔くらい前野日本の商品って、こう言う複合型商品が花形で、それはそれで面白い物が沢山ありました。まぁ、それが行きすぎて過剰機能に陥って、何でも出来る≒何も出来ない、みたいな製品が氾濫して衰退していったわけですが、もう一度「複合商品」を見直してみるのも良いかもしれない。スマホの内蔵カメラがコンデジを駆逐しつつあるのも、行ってみれば複合商品の復権と行っても良いかも。そう言う意味では、例えばこの商品のカメラ部分をスマートスピーカーみたいなものにするとか(確か、SONYがそんな商品を既に出していたような)して、作業の録画だけで無く、その場でフィードバックとかコミニュケーションまで可能な、双方向のモニタリングシステムがフレキシブルに構築出来たりして。

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