2019年3月4日

24時間営業

大阪にある7/11のコンビニオーナーが、アルバイトが集まらないために24時間営業を自主的(?)に19時間営業に短縮したことから物議を醸し出している「24時間営業」の必要性。まあ、コンビニの先駆け「セブンイレブン」だって、その名前の通り「7時から11時(23時)」までの営業だからそう言う名前なわけで、それでも当時は殆どが10時から18時、19時位までだったスーパーとかデパートに比べ画期的な営業時間だったわけですが。

24時間営業、あるいは深夜0時を回るような仕事をする人というのは、昔ならそれこそ警察とか消防とか病院とかの公共サービス位で、後は深夜営業目的のバーとかそんなお店くらい。それが24時間営業が普通になったのは、やはり1970年代の高度成長時代にのって、人々の生活がどんどん夜にシフトして、それが深夜を越えて言ったのが最大の理由でしょう。振り返ってみれば、この頃からテレビ放送も深夜帯から朝まで放送するようになったし、それまで深夜の放送と言えば、昔の映画を再放送するくらいだったのが、それこそ「オールナイトフジ」みたいな、深夜の視聴者層に向けての放送も増えてきたし。考えてみたら、ラジオ放送は其れ以前から「オールナイトニッポン」とか「ミッドナイト東海」とかやっていたしなぁ。

で、この週末に見ていた情報番組みたいな番組ではコンビニの24時間営業の是非見たいな事をやっていたんですが、コンビニの営業に矮小化するんじゃ無くて、もっと社会活動の24時間化、必要性、みたいなものも考えないと駄目なんじゃ無いだろうか。例えば、そう言う情報を放送しているテレビだって、昔と比べて多チャンネル化しているのに、何かだらだらと深夜から早朝にかけて放送時間を埋めるためだけみたいな番組を流している。一番活発なのは、テレビショップ番組だったりするわけで、それって本来のテレビ放送の趣旨からして正しいのだろうか。

もう一つ気になるのは、この24時間営業の是非の話がアルバイト不足を理由に語られているけれど、それって人手が少ないという表面的なことだけで無く、バイト代をもっと上げて人材を確保するという根本的な話がなかなか進まないのも変。バイト代を上げるとコンピにオーナーの経営が苦しくなって、と説明しているけれど、いゃいゃ、オーナーも大事だろうけど、それなりの給料で雇用するという事はもっと重要でしょう。7/11も今回の件が理由か分からないけれど、営業時間短縮の実験始めるらしい。個人的には、地域とか環境に応じて変えていけば良いと思う。繁華街の店舗なら、24時間も意味があるだろうけど、うちみたいな田舎のお店は文字通り7/11でも長いくらいだし。以前も書いたけれど、地域内の店舗で輪番制で深夜営業しても良いと思うし、それはニーズと工夫次第では。大体自宅近くのイオンモールのイオン店舗は、8:00~23:00まで営業しているわけだし、地域によっては深夜から早朝帯の営業ニーズは凄く違うと思う。そういう部分も考慮した社会サービスの最適化という視点で話をして欲しいですよね。単に労働力不足の話に矮小化するんじゃ無くて。

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