2019年2月2日

扱い格差

脇役として有名な俳優さんが、派遣型マッサージ店の女性従業員に性的暴行を働いたという事件が大きく報道されているけれど、それで思い出すのが、それよりも酷い事件を犯していた「人権派ジャーナリスト」なる人の事。広河隆一氏に対しては、その後逮捕されたとか起訴されたとかの動きも無く、週刊誌が後追いの記事を掲載しているだけ。以前、同じようなトラブルで、既に裁判で「無罪」が確定しているにもかかわらず、「#Me Too」と無意味なタグを掲げて元TBDジャナーナリスとの山口敬之氏をあれだけ批判していた人達は、何故黙っているのか、未だに不思議。結局、身内の話ならほっかむりをするけれど、安倍内閣とか与党攻撃の手段になるなら、何でも使いましょうという魂胆なんだろうなぁ。だから信用できない。

少なくとも、広河氏も山口氏も同じ「ジャーナリスト」。その分野は異なるのだろうけど、事実を取材して伝える仕事をして居る人。その中で、どちらも自分に近づく女性に対して良からぬ行為を働き、それを今責められているわけですが、少なくとも山口氏に関しては裁判や再審請求も含めてすでに終了しており、「無罪」が確定している話。勿論、例え裁判で判決が出ても、それで100%誰もが納得するわけでは無いから、相手の伊藤詩織氏が活動する自由はあると思うけれど、それなら今回の件も批判するべきだと思うなぁ。今報道等で聞こえてくる内容だけでも、広河氏の行為は山口氏の場合よりも数段悪質だし、長期間にわたってる行為ですよね。

問題なのは、山口氏と伊藤氏の場合は、言い方は悪いけれど「男女の個人的なもつれ」とも言える話であるけれど、広河氏の場合は既に回りでも気が付いていた人、それも女性記者も含めて居たのに見て見ぬ振りをしていて、その理由が「広河氏の業績には良いものもあった」という言い方をしていること。それは、どんな犯罪でも「情状酌量」というものを考慮する必要はあるだろうけど、それが許されるならこの人達が「#Me Too」とスペース付で叫んで行動していた理由は何なんだ。

男性と比べて、立場が弱い場合が多い女性を護る事は必要だと思うし、そう言うことに対しての行動や活動を否定はしないけれど、それを利用して本来とは異なる目的のために攻撃材料に利用している光景が見られるの、女性に対しても失礼だし、ましてやそれが国会議員とかなら、国民に対しても失礼じゃないか。今回の俳優さんの場合、派遣型マッサージ店、所謂風俗を利用して一線を越えてしまったのかもしれないけれど、相手から被害届が出た以上はちゃんと対応しないといけない。でも、そう言うぎりぎりのビジネスではない、仕事の同僚に対して、立場の違いを利用して自分の好き勝手をやっていたことを、これだけ色々な人が告白しているのに、本人がなんのお咎めも受けていないし、日ごろそう言うことに批判的な人達が静かなのが、今回の俳優さんのケースと比べて余りに違いがあって、何となく裏の意図が見えてきたような気がする。

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