2019年2月6日

成田空港運用延長

成田空港の運用延長が正式合意されて、今年の10月のダイヤからA滑走路の利用可能時間が、午前6時から1時間伸びて午前0時までとなるという記事。正直、通常の成田空港利用での恩恵は余り無いと思うけれど、帰国時に出発が遅延したりして成田空港の時間制限に引っかかる可能性が少し減るかも。

運用時間延長もそうですが、記事にも書かれているようにB滑走路の延伸やC滑走路を新設して離発着数を増加させるなど、さらなる拡張は急務ですよね。ライバルの羽田空港は、ANAが国内線の第二ターミナルに国際線ターミナル機能を増築していて、来年にも供用開始するわけで、着々と羽田空港はその存在意義を大きくしている。都内という立地は、絶対的なアドバンテージなわけで、今は飽和状態の離発着数が今後拡大されたら、「羽田で」という航空会社は殆どのはず。まぁ、成田空港としては、日本の国際空港の玄関口として、焦る気持ちはよく分かります。

昔は、本当に成田空港は遠くて、TCATでチェックイン出来たから、あそこからリムジンバス利用でもなんとか我慢できたけれど、直接成田空港へ移動するのには凄く不便でした。それでも今では、N'EXはそんなに変わらないけれど、京成が特急を増やしてくれてかなり鉄道アクセスは改善されたし、リムジンバスもLCC就航合わせて東京駅からなら10分間隔以上で出ているみたいだし、移動時間の「1時間」という事を除けばかなり改善された気がします。滑走路の増設だけでなく、老朽化した1タミの北側や2タミの改修工事もこれから始まるみたいですが、国際線の増強は最優先項目だろうけど、国内線の強化も必要なんじゃ無いですかね。今は、成田発の国際線に合わせた朝便と、午後の成田到着便に合わせた夜便位しか無いけれど、もう少し国内線の就航があっても良いがするんだけれど。それが、経済性の問題で現在の状態が最適というなら良いけれど、離発着数の制限でそうなっているなら、国内線ももう少し頑張って欲しい。で、出来れば、沖止めで無くて専用のボーディングブリッジも欲しいし(笑)。

私の自宅も、航空自衛隊の浜松基地の進入路下にあり、朝はほぼ毎日7時頃に離陸していく、E-767の音がしているし、こどもの頃は航空自衛隊(当時は浜松北基地だったかな)の防音対策で、小学校の校舎が防音工事をしたりと、空港周辺の大変さは分かっているつもり。それでも、当時よりは防音技術は進んでいるだろし、なんと言っても地元経済に対しての影響も大きいわけで、そう言う全体を見て成田空港をもっと早く、もっと大きく、もっと先進的に成長させて欲しいですよねぇ。これは、一利用者としても切実なお願い。

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