2019年2月24日

針小棒大

以下略ちゃんのまとめ記事から、先日の桜田五輪相の「3分遅刻」の真実について。遅刻したのは、前の質問者の時間が押していたので、残り時間を後に回されたために、遅れると思った議事が予定通りに始まり、それで3分(3分近い2分台という話も)遅刻したと言う事らしい。で、それを問題として5時間もその後議事を止めて、挙げ句の果てその大臣に対しての質問内が、例の池江選手に対してのの質問とという、遅刻が問題になるような話でも無し。

ちゃんとその背景を説明せずに、見えているごく一部だけを取り上げて正否を判断させるのは、それは欺瞞とか虚偽と言っても良いもの。それを伝えないメディアはもう言うまでも無く、自分達の日ごろの行動を棚に上げて、こう言う事で単に相手を攻撃するためだけに、本来やるべき事をやらずに大きな顔が出来ると思っているんだろうか。本来の意味とは少し違うかもしれないけれど、まさに「針小棒大」という事を目の当たりにした感じ。

しかも、これ、衆議院予算委員会なわけで、本来なら来年度の景気対策や色々なことのためにどの様に予算を使うのか審議する場所のはず。「予算のため」なら何でも質問できる場ではあるけれど、それにしたった限度があるだろうと思うのに、どんどんどんどん国会がワイドショーかしていく。個人的には、何時の頃からか、相手に説明するためでは無くテレビ映りのためにフリップとか用意しだしたのが、その始まりだと思うけれど、そんなものを準備している暇があったら、もっと真剣な議論をしろよと小一時間。

結局国民は、議員の発言もましてやメディアの発言も信用できなくて、こうやって生の中継映像などを参考に出てくる情報を見てからで無いと、本当の事、事実はどうだったかは知ることが出来ない。メディアの役割は、どんどん本来の「情報をまとめて伝える」事から、「何か事象が発生した」という、プログラミングで言えば、本来の機能部分では無く単なるフラグの役割しか持たなくなってきてしまったような。勿論、フラグは大切ですよ。それが無いと、条件判断も出来ないし。でも、無意味なフラグでプログラムが暴走する事があるように、どんどん国会も混乱から暴走に繋がっていくような気がする。

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