2019年2月11日

誰でも弾けるピアノ

日曜日午前に放送されているCX系列の「ワイドナショー」。昨日の放送では、品川駅に設置された「ストリートピアノ」が、予定よりも早く撤去されることに関して、ゲストコメンテーターで出演していた演奏家の清塚信也氏が取り上げていました。後で調べたら、品川駅にあったんですね? JR東日本の改札口から入って、e-cuteにいくところですよね。で、番組では早期終了の理由説明は無くて、安全のためとか何とか言葉を濁していたのだけれど、どうせしょーもないクレームとかあったのか。TLを見てみると、お騒がせしたい連中が、この前で動画撮影を予定して居たとか言う書込も見られたんですが、このイベントを主催していたヤマハの公式見解は、やはり安全確保のためだったらしい。

実は、浜松駅新幹線構内にも企業ブーススペースがあり、現在は改札から入って右手が自動車メーカーのスズキのブースで、ジムニーが展示されていて、反対側左手はヤマハが、グランドピアノを中心に昔のオルガンのレプリカ(?)等を展示しています。で、そのグランドピアノは自由に弾ける状態で、時々いろんな人が演奏している場面にも遭遇します。昨日、帰宅してきたときも、一寸たどたどしいながらも演奏している人が居て、だけかと思ったら中学生くらいの男の子が弾いていて、その様子を多分お母さんらしき人がスマホで撮影していました。以前は、プロの人なのかかなりの腕前で、その時には結構な人だかりが出来ていたくらい。この場所、新幹線の駅構内だから、品川のように常に人通りがあるわけでも無く、またそんなに時間の余裕があるわけでも無いから、演奏する人が居ても余り人だかりは出来ないのですが、もう少しいろんな意味で「楽器の街浜松」が広がれば良いのにと思います。

以前何かの番組で、音大とかに通っている学生さんなどは、なかなかこういう楽器に触れる機会が無いので、こういう場所はありがたいみたいな事を言っている場面を見たことがありますが、多分そういう人にも弾いて貰えるように、調律なんか大変だろうし、なんと言っても新幹線駅の構内だから、温度とか湿度管理も出来ないだろうし、楽器の設置場所としては最悪とは言わないまでも、決して恵まれていないはず。かといって、音が外れた楽器なんかは楽器メーカーとしてのプライドも許さないだろうし、日々メンテナンスするだけでもヤマハは大変だろうなぁ...

私もこどもの頃はヤマハの音楽教室に通った口で、楽器を演奏するのも(今では殆ど演奏できないけれど-笑)、聞くのも好き。ただ、カラオケは嫌いだけれど、音楽を聴くのは好きで、だからiPhone8とイヤホン各種は移動時の必需品なわけですが、「音」というのは人間の生活では非常に大切なものであることは確か。時には娯楽として、あるいは情報伝達手段として、様々な利用方法が過去から現在に掛けて考えられてきて、未だに「不要」という事は誰も思わない「もの」。あと、最近では「音楽を聴く」というのは、殆どの場合イヤホン経由で、スピーカー経由で聞くことも少なくなっていると思うんですよね。さらに「生の音」を聞く機会はさらに少ないはず。最近の音響製品の性能も凄いけれど、やはりピアノでも何でも良いから「生の音」を聞く機会を、少しでも残していて欲しいなと思いますね。

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