B747が事実上世界の航空路から引退後、その地位を継承したエアバスのA380も、とうとう2021年に生産終了するという記事。A380最大の顧客である、エミレーツ航空が残りの発注をキャンセルして、多のA380オペレーターも既に発注を完了しているための措置らしいけれど、B747に比べたら短命だったような気がします。機体が大きいのはどちらも同じだけれど、A380は「総二階建て」というのが大きな違いで、ボーディングブリッジが専用のものが必要になるのがネックだったかしれない。
しかし、ANAのホノルル線はどうするんだろうか。2021年までには、今予定している3機は必ず納品されるけれど、その後は機体寿命まで、あるいは路線採算性から別の機体に変更するまで飛ばし続けないといけないけれど、他の路線に投入するわけにも行かないだろうし(あの機体ペイントでホノルル以外の路線に飛ぶのって...)、ホノルル路線で受ければ良いけれど、かなり厳しそう。ANAが、この位のタイミングでA380の生産終了すると踏んでいたのか、あるいはもっと製造が継続されるから運用に支障が無いと考えていたのか分かりませんが、A380の希少性というか、付加価値が一寸下がってしまったような気がしますねぇ。
A380の製造終了で、事実上の大型機中心のフライト時代が終わるわけで、より効率的に路線キャパシティーにあった機材を多頻度で飛ばす方が時代に合っているんだろうけど、となると拠点空港として十分なスロット数と容量が要求されるわけで、となると羽田にして成田にしても制限がありすぎて不利になるんじゃ無いだろうか。逆に24時間空港で滑走路も一応2本ある関空は、まだ可能性があるのかも。そう言う意味では、まだ羽田の方が24時間空港である分有利ですよね。成田は、益々厳しくなりそう。
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