2019年2月23日

はやぶさ2、TD!

「タッチダウン(TD)」という言葉は、アメフトの世界では普通に使われるけれど、それ以外の一般の世界では、精々飛行機の着陸時の時に使われる程度では無いだろうか。そんなかなり特殊な言葉が、昨日はメディアを駆け巡った、はやぶさ2号の「リュウグウ」へのTD成功。前回のはやぶさ1号では、試料採取には成功したけれど、元々計画されていた着陸&離陸は失敗していたわけで、そう言う意味でも今回の着陸&離陸成功は大きいですよね。

予定では、最大あと2回の着陸が想定されているとのことで、これらも成功して貴重な試料を藻変えることが出来れば、さらに生命誕生の秘密に迫ることが出来るだろうなぁ。今回の作業も、十分大きな成果だけれど、まだまだ宇宙の成り立ちや今の世界ら調べるための、本当にささやかなとっかかりが出来た程度。スタートレックの世界には、まだまだとどかなぁなぁと言うのが、色々意味で残念。こどもの頃には、エドモンド・ハミルトンの「キャプテン・フューチャー」シリーズを毎日のように読んでいたSF少年としては、もっと宇宙開発のスピードは加速されている人を期待していたんですが、なかなか思うようには進みませんね。

はやぶさ2にしても、実際に来年地球に戻るまで試料採取に成功したかも含めて、今回のミッション成功の度合いも分からない。スタトレの世界を知っている身としては、本当に非常にまどろっこしい(笑)。科学的なブレークスルーって、こういう時に起こらないのだろうかと、何か祈りにも似た気持ちをついつい発揮してしまいそうです。まぁ、それがSFと現実世界の違いなんでしょうけれど。

すでに有人飛行を成功させている、米ソ中に続き、4番目の有人飛行は日本なのか、あるいはインドとかイランとかに成るんだろうか。有人飛行は、やはり大きなマイルストーンになる一方、今回のような無人のリモートセンシング的なアプローチも、今の時代では「有り」だと思うんですよね。人間を送った方が、いろいろと調査にも融通が利くだろうけど、その分準備やリスクも大変になるわけで、そう言う意味では日本としては多目的ロボットみたいなものを衛星や惑星に送り出して、何か成果を上げて欲しいですよね。それこそ、SFにもよく搭乗するような、人格やパーソナリティまで備えたAIが生まれれば、どんどん無人ミッションというか、疑似人格AIのミッションって、結構身近に可能な方法のような気がします。そう言う技術を、日本として他国との差別化の一環で進めていくのは有りかもしれませんね。

まぁ、いずれにしても、今ははやぶさ2のミッション完了と完全な生還を祈るだけですが。

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