沖縄の県民投票。その結果に関しては、すでにいろいろTLに流れているからそれ以上は控えるけれど、幾ら首長選挙や国政選挙とは異なり、投票までの活動制限が無いとは言え、反対派のまぁ酷いこと酷いこと。同じ事が、賛成派がやればそれこそ蜂の巣をつついたような騒ぎになるだろうし。さらに、地元だけで無くメディアも「反対に〇」とか、参加者の投票行動を制限することを並記で報道しているけれど、をぃをぃメディアの中立性とかどう考えているのか。「県民投票」というよりは、「反対派アンケート調査」とでも言った方が適切なような気がする。
知事選のような場合は、それぞれ自分の利益代表を選ぶわけだから、その結果は大なり小なり影響してくるわけで、そう言う意味では有る程度尊重するべきだけれど、その知事選だって55:45というそれなりに接戦だったわけです。でも、その「55」が沖縄の全てと言ってしまうのには無理がある。それが今回は、投票結果に関係無く辺野古の埋め立ては進み、普天間の移設を進めるわけだから、「埋め立て賛成」の人にとっては、行く必要すら無い投票。そんな中で、有権者の約半分が投票して、その70%余りが「埋め立て反対」ということは、反対派全体の35~38%位。有権者の半分も行っていない。そちらの数字の方が重要だと思うんですが、多分地元メディアや一部メディアは、そんなことは言わずに「70%以上が反対」というごく一部を切り出して吹聴するんでしょうね。
しかし、ここまでこじれると、折角移設でまとまり化竹所に民主党政権が誕生して「最低でも県外」と言いつつも、最後は投げ出した民主党の罪は「罪深い」だけでは済みませんよね。それなのに、その民主党の人達は他人事のように「民意が重要」とか言っているし。得意の「合同調査チーム」でも作って、自分達の手で解決策を提示するくらいのことはやれよと、小一時間。「最低でも県外」と言いながらも、結局は「辺野古が唯一の解決策」と言い、しかし今再び「辺野古反対」と言っているんだから、その解決力を見せれば、ちゃんともう一度政権だって戻ってくるかもしれないのに、結局は「反対」としか言わないお気楽さですからね。で、3分の事で5時間ごねて仕事している気になっているし。
今回の投票テーマは「辺野古の埋め立て」の賛否だけれど、「新基地」という言い方で誤解を招くようなことを言っていることを誰も是正しない。今現在米軍基地のある場所を拡張して普天間の機材を受け入れるわけだから、吉の数で言えば1つ減る勘定になる。勿論、辺野古は拡張されるけれど、海側に広げるわけだから、陸地に住んでいる人にとっては何も変わらない。珊瑚を護れと言っているけれど、必要な移植はしているわけだし、辺野古以外にも例えば那覇空港とかもっと大規模な埋め立てはあちこちでやっている。実際、珊瑚保護という目的で第二滑走路の埋め立てに反対している環境保護派の人もいるみたいだけれど、まだそっちの方が筋が通っている気がする。3月1日に、玉城デニー知事と安倍総理が会うみたいですが、結局は平行線で進んで終わりなのか、振興策と基地削減の確約当たりをセットで貰って苦渋の決断で受け入れるのか、さてどうなることなのか。
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