PCWatch、山田祥平氏のコラムから、QRコードを利用したサービスのあれこれ。昨年末に、QRコード決済に関して書いたけれど、簡易決済手段としての今のQRコード決済システムには否定的なれど、映画や鉄道などのチケットと言った、一過性の認証手段としては有効だと思うし、個人的にも是非利用して欲しい。勿論「利便性」と言う意味では、ANAのSkip!サービスのようにEdy(FeliCa)を利用するのが簡単だけれど、残念ながら世界標準の仕組みではない。その点、QRコードなら、これまでもバーコードーを利用していたこともあり、多分システム更新はそんなに難しくないはず。そして何よりも、画面表示出来る機能があればいいから、クライアント側が要するデバイスとしては、実質無料でいい。通信機能にしても、例えば空港とかターミナルとか、そう言う施設で無料Wi-Fiサービスを提供して、WANで無くても利用出来るようにすれば良いし、それはそのインフラを利用して副次的サービス提供という方法もある。
高級利用するわけでは無く、その都度利用でいいから、ダイナミックにコードを生成して、使用終了したら削除して行けば良いのが、まさにQRコード利用に適したスキームだなと思います。課題なのは、施設側がどの様な設備が必要なのかと言う事だけれど、これだってクライアントの端末に表示されたQRコードを読み取り、それをホストに紹介してOK/NGを判断すれば良いだけの話し。これだって、スマホにアプリを入れて、アウトカメラで相手のQRコードを撮影しつつ、画面でアプリで認証作業すればいいだけ。通信機能は、こちらはWANで確実にコミュニケーション出来るようにしないといけないけれど、データ量だけみたらそんなに多くないだろうから、これは中小企業や個人商店でも導入可能になるはず。
「現金」であれば、どちらもそれを単に受け取れば良いだけの話なので簡単なんだけれど、それでもオーナー側は釣り銭を用意したり、レジスターを用意したりする必要がある。QRコード決済も基本同じなんだけれど、売り買いの場合は決済手段がそれだけというわけにはいかないので、現金でもQRコードでもクレジットカードでも、と対応を増やさないと池野で、それなら現金オンリーでと言う話になってしまう。でも、交通手段の切符代わりとか、入館チケットといったようなものなら、その方法に統一しても基本問題無いはず。有名人の引退コンサートとか、そう言うものは印刷されたチケットが後にプレミアムに成ることもあるだろうけど、通常のコンサートとか博物館などの入館証など、日々利用するものならQRコードが一番便利ですよね。さらに、直前にQRコードに認証コードみたいなものを送れば、事前にQRコードをコピーして改変したりする事も出来ないから、転配対策とか成りすまし対策も簡単だろうし。
最後に書かれているけれど、日本にも便利なシステム、電子決済は存在しているけれど、一番の問題はそれらが乱立していること。交通系の決済手段、例えばSuica等は、交通機関と購買手段の両立が出来るから便利なんだけれど、それもどこでも何でもというレベルには達していない。東京2020を目指して、それらの決済手段・認証手段が統一されることは難しいとしても、相互認証できるようにシステムで、一つでどれにでも相乗りできるような仕組みが出来ないものだろうか。そうすると、日本はもっと済みやすくなり便利になると思うのに。
0 件のコメント:
コメントを投稿