2018年12月18日

乱立するQRコード

「100億円還元キャンペーン」で一躍QRコード決済の寵児になったSoftbank系の「PayPay」。所が、認証仕様の甘さから、こんなトラブルが出ているらしい。この「PayPay」という名称、どうも個人的には、「駆けだし・未熟者」という意味の「ぺいぺい(ぺえぺえ)」と聞こえてしまうので、何だかなぁという気持ち。個人的にはQRコード決済って、簡単で便利だと思うけれど、今のようにコードが乱立してくると一寸逆に不信感が高くなりそう。

この「何とかPay」という名称、日本で一番早く登場したのはJCB系の電子マネー「QuickPay」じゃ無いだろうか。で、有名になったのは中国の「Alipay」とか「WeChat Pay」がメディアで取り上げられて、大きな話題になってからで、そこから日本でも「何チャラPay」が増え始めて、今では幾つあるんだ状態。中国の場合、Alipayは国内(世界?)最大のECサイト、アリババだし、WeChat Payはやはり国内(世界?)最大のメッセージアプリ微信がバックにあるわけで、どちらも圧倒的なユーザー数という母集団があるから一気に拡大したとも言える。日本で言えば、Alipayは楽天Pay、WeChat PayはLine Pay当たりが相当するのかもしれないけれど、規模的にはかなり見劣りするような。

実は先日浜松駅から自宅にタクシーで帰宅したとき、そのタクシーの支払方法の中に「楽天Pay」が有ってビックリ。多分、そのタクシー会社(浜松の中では古い大手)として採用したんだろうけど、自分よりも年上と思われるドライバーさん的には「支払は楽天Payで」と言われても「はぁ?」という感じじゃ無いだろうか。

で、政府は、給与をこういうポイントで払うことを認める方針とのこと。多様性と言う意味では良いのだろうけど、税金とか大変そう。あと、天引きする場合にはどうするんだろうか。さらには、今自分の会社では給与の振込先を、第一と第二、二つの銀行に分配可能何ですが、ポイントでもそう言うことが可能なるのだろうか。ポイント会社としては、そのポイントを利用して自社ECサイトへ誘導できるようになるから、その当たりでのサービス競争が、これから激化するかも。現金大好きな日本人気質ではあるけれど、結構そういう「ポイント」に弱い国民気質もあるんじゃ無いかと思うので、それで一気に現金至上主義が崩れていくかも(笑)。そのうち、マネーロンダリングならぬポイントロンダリングが始まりそう。

0 件のコメント:

コメントを投稿