2018年12月18日

瞬間移動?!

東京2020の聖火リレーで、離党なども含めて聖火ランナーが回るため、離れた場所で移動するときには「瞬間移動」するという記事。最初何を言っているのか意味が分からず、二度三度読み直してみて最初に思ったのが「バカジャナイノ」という事。はまれた場所の点火はどうやるんだろうか。まさか、ライターで火を付けるわけにはいかず、多分聖火を物理的に運んで、A地点で消した瞬間にB地点で点火するんだろうけど、それなら運んだときに点火すれば済むだけの話。あれって、種火を付けたランプみたいな道具で聖火を運ぶわけで、別に移動中に聖火が消えているわけでも無いし。

で、最初この記事を読んだときに「まるで世界中のディズニーランドには、ミッキー・ミニーは一人しかいなくて、瞬間的に移動する」という話しみたいと笑ってしまった。いゃ、ディズニーファンをDisる気持ちは毛頭ありません。そういう「世界観」の世界ということで、それが「夢の国の根拠」であることを考えれば、実際にどうなのかは知らないけれど、それは言っても良い話しだと思う。でも、今回の聖火リレーは、全くそんな背景・世界観は不要なわけで、なんでそんなことをこじつけるのだろうか。あの、知事のまた思いつきだろうか。

「瞬間移動」する意図が何なのか分からないけれど、一つ明らかなのはせいかを次の場所に運ぶ途中のプロセスは、完全に覆い隠されるわけで、その部分は「無かったこと」になるわけですよね。でも、聖火リレーというイベントを考えれば、その聖火リレーの種火を移動させることもイベントとして扱い事も出来るはず。でも、あの人の場合は、そう言う地味なところには興味が無くて、派手な「聖火の瞬間移動」というイベント性を作る事が重要なんだろうなぁ。見た目の聖火リレーの時間短縮をするために、無理矢理こじつけたように感じますね。

大きなイベントだから、こういう部分の演出に凝ることも必要だと思うけれど、何か本来見せるべきものを隠して、見栄えの良いものだけを見せるというのは、この知事が当選してからずっとやっていることなので驚きはしないけれど、「瞬間移動」なんていう余計なこじつけをしたことで、その為の準備なりが余計にかかって、経済的負担は大きくなるのでは。まぁ、それもこの知事のお家芸ですけどね。

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