2019年1月7日

ブーメラン参拝

立憲民主党幹部などが、この4日に伊勢神宮を参拝し、その様子を立憲民主党の公式twitterで後悔したところ、政教分離を重んじる支持者から「保守層へのアピールか」「自民党と同じ」等批判が殺到。同日に安倍総理なども参拝しているけれど、そちらは個人的なアカウントで報告するだけで、「自民党」としては何も発言していないわけで、「自民党ですらそう言う意識があるのに」と逆に自民党が支持されるような発言も。しかも、昨年初めには立憲民主党の議員が、わざわざこの伊勢神宮参拝の違憲性に関して質問しているくらいで、そう言う身内の行動に反するような事を幹部がやっているというのが、いかにもこれら「特定野党」らしいなぁと、信念からホンワカしている(マテ)。

「政教分離」というのは憲法でも定められている項目であり、それはしっかりと守られなければならない。一方で、例えば新年のお参りとかお盆とか、八百万の神が存在する日本では、神社仏閣との日常生活での関わりは欠かせない物事の一つであることも事実。とは言っても、首相や議員が、家族親戚で参拝する行動と、政党とか集団で参拝する行動は意味が違ってくることも確か。ただ、集団で参拝してもそれは「個人個人がたまたま集まって参拝しただけ」という解釈で、規則と現実の曖昧なところを利用してきたわけで、その一線を越えてしまったのが、今回の立憲民主党公式アカウントなんですよね。

個人的には「初詣」というのは、その神社仏閣に対して何か利益を与えると言うよりは、新年の行事の一つみたいなものなわけで、それ自体をことさらあげつらう必要は無いと思う。でも、それを「政党活動の一環」と捉えられるような事をすれば、そこはやはり問題として指摘せざるを得ない。そういう「敵には厳しく、身内には甘い」事は、この政党以外にも見られる傾向なわけで、その辺りの甘さがこういう時に爆発するんだろうなぁ。

で、今朝の時点でその公式アカウントにはその後のフォローも無く、彼らは支持者からの意見に対してどう言う気持ちでいるのかどういうことを考えているか不明だけれど、何となくこの政党も含めた野党の脆弱さと言うか、脆さを感じる話しではないかなぁ。

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