2019年1月30日

二重国籍

テニスの大坂なおみ選手快進撃の余韻がまだ残る中、彼女が東京2020で日本人選手として出場するのか、アメリカ人選手として出場するのか、一寸議論に。彼女は、大阪で生まれて3歳の時にアメリカに渡ったから、日本人国籍かと思ったら、ハイチ系アメリカ人のお父さんの関係で、アメリカ国籍があるんですね、知らなかった。

で、面白いと思ったのが、蓮舫議員の時にはあれだけに重国籍を叩いたのに、なぜ今回はそう言うことが起こらないのかと、アッチ系の人達が騒いでいるらしい。浅はかだなあとお網の場、ごく一部の人を除いてもう蓮舫議員の二重国籍疑惑なんて殆どの人が忘れていることだろうに、ここに来てまた思い出させてしまうこと。私は、最後に台湾国籍を離脱した、と言う発表はしたけれど、そこに至る経緯や本人がどの様に認識していたのかという説明は、全く成されていないと思っているので、是非この機会に納得のいく説明をして欲しいと思うところです(笑)。大体大坂選手は21歳で、国籍選択の22歳までまだ余裕はあるわけで、そう言う意味で本人がアメリカ・日本の二重国籍状態であっても、何の問題は無い。これで議員立候補するとか言うなら別だけれど、テニスの世界では問題無いわけだし、日本の法律的にも問題無いことをことさら騒ぎ立てる人達って、そう言うことを考えないのだろうか。

大坂選手は、仮にアメリカ国籍を選択したとしても、「日系アメリカ人プレーヤー」として、日本からの応援に変わりは無いだろうし、また大きな大会で優勝すれば今回同様誰もが祝福することは確か。勿論、日本国籍を選択して、東京2020に日本の選手として出場して、さらに金メダルを獲得してくれたら、それはベストなストーリーですけれど、どこで何を選択するかは彼女の自由。それに、多くの彼女のファンは「大坂なおみ」という人柄を好いているわけだし、彼女のプレーに声援を送っているわけだから、そこに国籍がどうか言う事は関係無い。仮に、アメリカ国籍を取得して将来アメリカチームの一人として日本チームと対戦するようなことがあれば、一寸複雑な心境になるかもしれないけれど、それでも「なおみ人気」はそんなに変わらないんじゃないだろうか。

公党の一時は党首にもなった人が、納得のいく説明の無いままに、国の代表である議員なのに他国の国籍を維持して選挙をしていたという重要な事象が有耶無耶なまま消えていくことは非常に問題なわけで、これを機会に是非あの納得のいかない説明を、十分に納得がいくまで再度何度でも説明して欲しいですよね。彼らが、何年も「モリカケ」をやっている以上の熱心さで是非お願いしたいものです。

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