RICE BOWLでの、学生vs社会人対決の格差が問題・話題になっている今、色々な問題の解決策を考えてみるには良い機会だと思うのですが、その中の一つに「日本でのフットボールの知名度アップ」というのも、大きな問題の一つだと思います。昨シーズン、幾つかの試合で、びわこ成蹊スポーツ大学がXリーグのアンケート調査をして、幾つかの課題をや企画を公開しています。個々の話題に関しては、直ぐに実現するには難しいものもあるけれど、全体的に言えるのは「国内でのアメフトの認知度が低い」ことが大きな原因の一つであることは間違いないでしょう。それにも、色々理由はあると思うんですが、圧倒的にアメフトに触れられる機会・知る機会=試合数の少なさというのも、大きな理由だと思います。
認知ドアップにも色々方法はあると思うんですが、やはり個人的に感じるのは年間の試合数の少なさ、特に春のシーズンにもっと露出度を上げることが必要なんじゃ無いかと思うんですよね。今は、パールボウルがあるけれど、決勝まで行くチームで4試合、それ以外のチームは交流戦など含めて3試合だけれど、これをもう2試合位増やしたい。今年はX1 Super=8/Area=12となり、東日本のチーム数だけ考えると、全部で14チーム(多分)。これを、7チームずつ2ブロックに分けて、各ブロックのトップチーム同士がパールボウルで対決する、というのはどうだろうか。理想は、7チームのリーグ戦で、となると1チーム6試合と今の倍になり、運営は大変だろうけど、ファンとしては見逃せない試合も増えるだろうし。
春から東西の交流戦という話も良いかもしれない。ただ、春はチームビルディングの時期で、余り試合開催には熱心では無いチームもあるだろうし、なかなかハードルは高いかも。それと、やはり本番は秋ですから、春の試合の選手やチームのモチベーションアップを考えないと、試合内容もつまらなくなってしまうかもしれない。一つ思ったのは、この春の試合結果を何らかの形で秋のリーグ戦に対してのインセンティブに繋げたらどうだろうかという事。例えばX1 Superで考えると、2チームが関西のチームですから、東西遠征試合が必ず一回はどのチームにも発生するけれど、チーム数の関係から関東から関西への遠征試合が多くなります。関西2チームは、そのチームの対戦試合が1試合あり、関西への遠征試合を仮に1試合とすると、関西のチームは残り5試合を地元で試合開催と仮定します。その場合、関東の6チームのうち、5チームは関西遠征をする必要が有り、そのうち4チームは2回遠征が必要になります。関西2チームのうち、1チームが2回関東遠征すると仮定すると、3チームが2回遠征が必要になります。そう言う、遠征試合の回数とか、試合スケジュールでの優先的決定権(日程・開始時刻、試合会場等)を、春の試合結果からチームに与えたらどうだろうか。例えば、パールボウル準決勝までの4チームは、遠征試合1回で、決勝進出2チームには、スケジュール決定の優先券を与えるとか。問題なのは、関西所属チームとの整合性をどう取るかですね。グリーンボウルを取り込むのか、どうするのか。さらに今年は、関西の雄パナソニックが6月まで活動停止状態という例外もあるし。
さらに言えば、春の試合では試合出場メンバーを弾力的に運用して、試合出場可能人数も秋よりも増やして、より多くの選手が試合を経験できるようにする。また、例えば大学卒業ルーキーに関しては、試合ごとに異なるチームで出場することを(そのチームが了解すれば)可能にして、チーム選択の材料にして貰うとか。春のシーズンは、基本秋に向けて選手獲得とか育成も含めたトライアルのシーズンだけれど、それを逆手にとって試合の見所みたいにして、さらに「練習試合」にならないように、勝てば秋に向けて有利な材料が得られるような道筋も付けて、それなりのモチベーションも持たせたら、春の試合も今よりも魅力的になるんじゃないだろうか。その為にも、やはり春は勿論、秋も試合数の増加をもう少し考える必要が有るように思いますね。色々意見はあると思うけれど、米国のように秋から冬のスポーツして定着してるわけでは無い日本では、春のシーズンも上手く利用して露出度を高めていくことも必要なんじゃ無いだろうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿