2019年1月10日

飲酒問題

昨年大きな問題となった、航空機パイロットや客室乗務員の飲酒問題。騒ぎになり、国交省から改善も要求されて、取りあえず沈静化したと思ったら、またJAL機機長の飲酒騒動が。ただ、このトラブルが発生したのは、一昨年の年末で、もともとJAL側も把握していたけれど、それまでの事例のように運航に支障が出たわけで無いなどの理由で、当初の事例には含めていなかったけれど、今回公開したという話しらしい。ちょっと不思議なのは、以前私の知り合いで観光バスのドライバーをして居る人から聞いた話では、乗務予定の24時間前から飲酒禁止になっているとのこと。ドライバーもパイロットも人くの命を預かる事に変わりないし、それ位のルールがあってしかるべきだと思うけれど。

パイロットやドライバーに限らず、酔っ払った状態でも構わない仕事なんて基本無いわけで、そう言う意味では今回の様なことはもっと広く考える必要があるかもしれない。ことさらパイロットや航空業界が注目されているけれど、実はもう少し厳しく社会全体を見ないと行けないのかも。そう言う意味では、最近のテレビ番組なんかでは、アルコールを飲みながらという場面が普通に見られるけれど、20年、30年位前だと殆どそう言う場面は見なかったと思うんですよね。ストーリーの都合で、例えばバーでのシーンならカクテルとかでていたと思うけれど。アルコールに関して寛容と言うか、凄く敷居が下がってきている気がする。最も、普通に自動販売機でビールやアルコール飲料を街中で販売している国なんて、多分日本くらいじゃないだろうか。海外から仕事で来ている人が日本に来てビックリすることとの一つがそれですからね。だからか、昼間っから缶ビールや缶酎ハイ片手に街中をほろ酔い機嫌で歩いている観光客って、よく見る光景だし。

私も加齢とともにアルコール体質も弱くなってきたので、夜飲んだ翌日は出来るだけ自家用車の運転はしないようになりました。朝起きて、明らかに「気持ち悪い」に何て言うときは勿論、結構気持ち良く目覚めるときもあるけれど、可能ならその日一日ハンドルは握らない。どうしても、買い物とかで車で出かける必要が有る場合は、午後にする。そう言うことを徹底するようになりました。自分で二日酔いを感じていなくても、反射神経とか認識具合が通常よりも遅くなっていることは十分考えられるし。自動運転自動車が普通に利用されるようになれば、そう言う心配は入らないのかもしれないけれど、それでも酷い酩酊状態の時には「外出先で迷惑を掛けるので運転しません」と、ドライバーコンピューターが判断する時代になるかも。

パイロットにしても客室乗務員にしても、ストレスが大きい仕事だと思うから、何かで発散させたいという気持ちも凄くよく分かる。でも、アルコールに逃げるのでは無く、そのストレスに向き合う別の対策を是非見つけて欲しいですよね。それは、自分自身にも言えることだけれど。

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