2019年1月14日

グローバルキャッシュレス

ITmedia、鈴木淳也氏のコラムから、海外のキャッシュレス事例にみる日本での決済に必要なものという内容。自分自身キャッシュレス推進派実戦派で、是非今年のラグビーW杯や来年の東京2020を契機に、国内でのキャッシュレスが一層進み、それと同時に海外でのキャッシュレスとも連携して、日本国内だろうと海外だろうと、透過的にキャッシュレスが可能になることを強く望んでいるくらい。

日本がキャッシュレスに否定的なのか、海外が前のめりなのかは不明だけれど、海外では特にスマホの普及もあって加速していることは確か。記事にもあるように、その国で独自のフォーマットが使用されていることも多いので、入国したときにその国のシステムに沿った電子マネーの準備・手配をしないといけない手間はあるけれど、それさえ済めば後はクレジットカードから入金して、タッチするだけで利用可能な利便性は、一度経験するともう止められない。私も、お店とかで買い物したり、レストランで昼食とかランチを購入する場合には、そのお店で電子マネーが利用可能か、先ず確認しますからね。新幹線などでの電車移動が多いこともあり、駅のターミナルビル利用が多いのですが、駅ビルの場合殆どの店舗に少なくともJR系の交通系ICカードが導入されていて(多分店舗導入の時の条件の一つではないかと推測しているけれど)、少なくともその地域の交通系ICカードが利用可能なら、今では相互利用でSuicaが利用できるから、殆どの場合問題無い。また、最近では電子マネーの端末も共通化されてきているので、Suica系が利用出来れば、大体Edyも利用できるし、iDやQuickPayも、という事も多い。

日本人が日本国内で利用するには十分便利なんですが、外国人が入国して利用するには一寸敷居が高いかもしれない。国際線で入国すると、例えば成田の地下のJRのブースには、外国人用のSuicaを入手する列がいつも長く連なっているけれど、あれも新幹線も含めた特急利用料も格安だし、それで支払も出来る利便性が受けていると思う。海外でも、同様のものがあれば利用する気になりますしね。自分は利用出来る他鳥羽には無いけれど、あれも出来ればスマホにあぶりをダウンロードして、あそこで認証用の端末に登録したら、そのまま自分のスマホで利用出来るようになると、もっと利便性が高まると思うんですよね。iPhoneならNFC利用、それ以外のAndroid系ならQRコードで、とか。

透過的に利用出来ると言う意味では、Apple Payを利用して、国内ならiD(or QuickPay)、海外ならそのカードのコンタクトレスサービスを使うことで、日本国内外問わずに「iPhoneのタッチ」で精算出来る利便性は、これは結構感動ものでした。ユーザーの動作は共通化して、その裏でアプリとかネットワークが一生懸命仕事をしてサービスしてくれる仕組みを作ってくれた人に本当に感謝したいくらい(笑)。さらに言えば、コラムにも登場するけれど、全てを電子決済にして、そこにMy Number Cardを紐付けしたら、税金の処理も全部自動的にやってくれるような仕組みも作って欲しい。今は現前徴収で特に確定申告が必要な収入もないから良いのですが、定年退職してから、場合によっては毎年複雑かな計算をするか税理士に依頼するかして、精算作業をするのは大変。税理士さんに依頼するにしても、領収書とか書類は残しておかないといけないわけで、そんなのその場で電子決済で精算したら、その履歴を残してまとめて処理すれば良いだけじゃ無いかといつも思います。

コラムの最後に、日本のキャッシュレス化の課題として、利用者のユーザー体験不足を挙げているけれど、このあたりはどうだろうか。レジでの待ち行列を課題にしているけれど、私なんかが欲しいと思うのは、スーパーなりで買い物をしているときに、買う予定(籠に入れた商品)の合計金額を、リアルタイムでスマホに表示して欲しいなと言う事。それで予算額を超えているかどうか分かるし、可能ならカロリーとか種類別表示とか、さらにさらに自宅の在庫と比較して過不足を指摘してくれるとか、そう言う方向性の方が個人的には欲しい。確かに実店舗の「レジ待ち」の苦痛は、ネットショップでは存在しないから、それもネットショップの利点だと思うし、ネットなら買い物カートを見れば、今の金額も分かるのが個人的にはメリットかなと思います。いずれにしても、キャッシュレス化は待ったなしなのは確かですね。

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