2018年12月4日

肥大化する大会

西日本の代表が決まり、それとともに来シーズン適用される新しい西日本代表校のトーナメント方式も発表されたんですが、これが「う~~~ん」と戸惑うような内容。これまでの会談方式で勝ち上がるトーナメントから、九州vs北陸、中四国vs東海のそれぞれの代表が一回戦を行い、それらの勝者と関西2位、3位が対戦、そしてそれぞれの勝者が対戦して、勝ったチームが関西1位と西日本代表校決定戦を戦うというフォーマット。最初の一回戦が11月10日(予定)で、以後一週間間隔で試合が続くんですが、これは負担が大きいだろう、と。しかも試合会場の都合により、土曜日開催となる可能性もあるので、最悪の場合前週の日曜日に試合があり、今度は六日後の土曜日に試合があるという強行軍。

関西1位校のアドバンテージを増やすためにこういうフォーマットに成ったらしいけれど、逆に関西一位校は一月近く試合が無いわけで、それはそれで不利になるような気がする。いっその事、トーナメント図の関西3位の所に関西1位を入れて、一回戦は11月10日、関西地区校との対戦を11月17日にして、それぞれの勝者同士のWBJ決勝戦を12月1日にすれば、いいんじゃ無いのか。あと、加盟連盟数の違いがあるからだろうけど、やはり関東は1位校のみなのに、関西は3位校まで出場できるというは、東西で付近好感を感じますよね。関東と関西は2校ずつ、それ以外の地区は優勝校1校で、合計10校にして、関東・関西以外の連盟6校で地区関係無くワイルドカード2試合をやり、4校に絞り、その4校と関西・関東の4校が一回戦を対戦。以後は甲子園ボウルまで勝ち上がると言うのがフェアでは。

ワイルドカード決定方法に課題が残るけれど、変に試合間隔とか対戦方法に優劣を付けるのでは無く、今のXリーグのようにリーグ戦はリーグ戦で行い順位を決定して、そこから上位のトーナメント進出権利を得る学校を選抜して、後は負けたら終わりの甲子園ボウルをゴールにしたヤグラ形式のトーナメントにするのが一番良いのでは。勿論、東日本と西日本と大きく2つの山を作るにしても、東西同時に行うような形式にして、東西での不公平感も無くす必要もあるだろうし、場合によっては「大学選手権=甲子園ボウル」も、甲子園以外の例えば東京ドームとか、東西に年毎に分けるとか。

あるいは、アメリカのボウルゲーム方式で言うなら、元々の甲子園ボウルの趣旨であった「西日本の優勝チームが東日本の優勝チームを招く大会」という原点に返っても良いのでは。まぁ、そうなると西日本は西日本で優勝チームを決めればいいわけで、それは今の方式でも来年の方式でも問わないという事にもなってしまうんだけれど。なかなか機会均等とか、勝者優遇とか、市場開拓とか、色々なことを考えると、なかなか最適解は生まれないけれど、やはり甲子園ボウルの位置付けを再定義する(招待試合なのか、本当の意味で大学選手権にするのか)事と、やはり試合数が増えてシーズンスタートは大きく前倒しできないわけだから、甲子園ボウルと、それに関連するライスボウルや社会人のJapan X Bowlのスケジュールも、もう少し後ろにづらす事を考えるのが必要では。

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