2018年12月2日

大学の天王山

今日は、大学フットボールのある意味天王山的な日で、西日本代表校決定戦が開催される日。リーグ戦1位の関西学院大学と2位の立命館大学が、再び対戦。去年は、リーグ戦で勝利した立命館大学が、この決定戦で関西学院大学に敗れるという結果で、色々物議を醸したのだけれど、今回はどうなるんだろうか。リーグ戦で圧勝した関西学院大学が、再び勝利してすんなり甲子園ボウル進出が決まるのか、前回とは逆パターンで立命館大学が勝利して雪辱を果たすのか。プロ野球のクライマックスシリーズでも、リーグ3位のチームが勝ち上がったりして問題視されたりしているけれど、やはり一寸違和感を感じますよね。確か今年を最後に、再度フォーマットが見直されるはずだけれど、地方リーグの大学に機会を提供すると言う趣旨は良いけれど、一方で関西のように二校進出するような場合には、色々ドラマが生まれしなぁ。

「甲子園ボウル」という大学日本一を決める大会自体は残すという前提で考えた場合、開催時期をもう少し年末に近づけて、その分試合数を1つ2つ増やすか、インターバルを開けるようにして、全地域のチームが横一線から頂点=甲子園ボウルを目指すようなトーナメント戦に変更してはどうだろうか。関東からも2校出るようにして、関東関西で4チーム。ここに、東日本と西日本からのチームをワイルドカードで追加。今のような階段式のトーナメントではなく、6チーム、あるいは関東・関西の3位チームまで含めて8チームのトーナメントにするとか。ただ、特に西日本の九州地区とか沖縄からの試合参加は難しくなりそうだけれど。

甲子園ボウルもそうだけれど、ライスボウルももう少し開催時期を後ろにして、先ずはフットボールのシーズンを少し伸ばし、伸びた分試合数を増やしてインターバルも取れるようにしたら、もう少し盛り上がり方も違ってくるんじゃないだろうか。「年末の風物詩」「正月の風物詩」が変わることに対しての反対も大きいと思うけれど、変化していくことも大切だと思う。所謂リーグ戦はリーグ戦で1つ完結して、そこでの上位チームが日本一を目指して横並びでトーナメント戦を対戦するという、2つの要素に分離したらもう少し気持ちの整理も付くような気がする。サッカーの天皇杯のように、社会人リーグとの共催にするのも1つの手かもしれない。でも、大学は大学で、社会人は社会人で「優勝校」は決めたいだろうけれど。

他の競技と比べて、圧倒的に試合数が少ないのがフットボールの利点でもあるし、難点でもあるわけで、そこを逆手にとってテレビと協業することで成功したのがアメリカのケース。でも、日本ではその手はなかなか使えない。さらに、米国での試合数と比較しても日本は少ないわけで、露出度をもう少し上げないといけないわけで、となると安全を担保しつつ試合数を増やす算段が必要じゃ無いかなぁ。来年大学側がどの様な改善をするのか、気になります。

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