2018年12月17日

出国税

日本出国時に徴収される「出国税(1,000円)」が、来年1月7日から始まるという記事。日本から「出国する」場合に徴収されるので、国際線乗り継ぎの場合で同一航空券で24時間以内の乗り継ぎなら適用外になるのか。「同一航空券」というのが一寸肝ですね。

対象は、来年1月7日以降に発券されて且つ搭乗する場合が対象で、6日までに発券されている航空券は対象外だけれど、それを7日以降に変更する場合には適用対象になる、と。金額は、大人も子供も同額で、2歳未満の幼児は非課税ですか。

自分は空港や飛行機をよく利用する方だから、それなりに税金を払うことに反対は無いけれど、使途目的の「観光基盤の拡充・強化を図るための恒久的な財源を確保するため」という点で一寸引っかかる。それなら「観光税」として「観光地・観光施設を利用する」人に掛けるべきだし、それは空港利用者に限らないでしょ? 一番手っ取り早いのは、観光地・私設等の入場料に税金を掛けることだけれど、これは猛反発だろうしなぁ。結局は、訪日観光客にターゲットを絞るしかないと言うのは分からないわけでは無いけれど、しっくりこない。

あと、空港で徴収する(正確には、航空券発行時ですが)んだから、幾らかは空港や航空機サービスの向上にも使って欲しいですよね。最近では民営化されて民間運用の空港も増えているから、補助金というわけにも行かないだろうけど、管制システムの更新を補助するとか、ILS等の安全対策施設の補助をするとか、基本的な所にも支援して欲しいですよね。島国の日本としては、転送装置が開発され迄は、入国手段としては空路か海路しか無いわけで、その玄関口となる空港設備に関してはしっかり保守管理して欲しいし。

しかし、「出国税」というネーミングに違和感と抵抗感を感じるなぁ...

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