2018年12月8日

新政府専用機

来年から運用が始まる、新しい政府専用機(B777-300ER)の内部公開された記事。記事の写真を見ていてびっくりしたのは、ANAのスタッガードシート(ビジネスクラス)のシートが配置されている写真で、これは随行員用(21席)の座席とのこと。報道関係者の座席は、流石にプレミアムエコノミーの座席ですが、写真を見ると2-3-2の7アブレストで、これはB787での配列で、通常のANAのB777-300ERは、2-4-2の8アブレストなので、少しシート間の幅が広めになっているのか、あるいは通路が広くなっているのか。この一般区画が85席との事なので、単純計算で13列位は必要になるから、この随行員用と報道関係者用の座席で、通常のB777-300ERのエコノミークラスの座席スペースが占められることになるのかな。となると、公開された会議室はプレミアムエコノミーのスペース当たりだろうか。

で、残り前半分となるファーストクラス・ビジネスクラスのスペースに色々仕込みがあるのかぁ。さらに、多分貨物室のスペースも潰して、客室とは言わないけれど随行員の急速スペースとか、色々仕込んでいるんじゃ無いだろうか。通常の機体でも、最後尾の下には確かCAさんの休憩スペースとか有ったはずで、貨物コンテー搭載スペースだって、フルに必要は無いですしね。搭載されるであろう、電子機器や通信機器だけでも、結構なスペースを消費しそうだし。

この新政府専用機からANAが整備委託などを請け負うから、ANA仕様になっているのは当然なんだけれど、やはり何か変な感じを受けますよね。当然トイレはウォシュレット対応何だろうなぁ。今のB747の場合、余り身近な印象を受けないかったけれど、これだけ「ANA色」満載の写真を見ると、何か自分がいつも乗っている機体と何が違うのとさえ思ってしまう(笑)。

今回B747から、同程度のサイズのB777に切り替わるわけですが、その先ってどうなんだろうか。サイズで言えば、B380が有るけれど、正直利用目的を考えると使い勝手が悪そう。Boeing系では、次にB77Xとか言われているけれど、一寸まだよく分からない。AirBusだとA350とかあって、今後JALがAirBus系にシフトしていくと、次はそっちに変わるかもしれない。まぁ、その時の米国大統領がトランプさんみたいな人だったら、仕方なく米系=Boeingの機体を購入せざるを得なくなるのかもしれないけれど。今の政府専用機は、中東からの邦人救出目的とかにも利用されたけれど、今度の専用機は平和な利用目的のみに使われるように祈りたいですよね。

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