2018年12月6日

0円タクシー

DeNAが始める「0円タクシー」。鉄腕ダッシュの人気コーナー「0円食堂」と響きが似ているなぁ(笑)。スポンサー企業の広告宣伝媒体としてタクシーをまるごと利用することで、乗客が無料で乗車できる仕組みらしいけれど、それでペイ出るんだろうか。

タクシー会社としては、タクシー車両が有効かつ効率的に活用できて、さらに料金も入るから文句は無いだろう。広告企業は、宣伝費としてどれだけ効果があったのか、退避要項かをどう判断するんだろうか。個人的に思うのは、例えば今回の場合なら「どん兵衛」商品を購入して食べると、中にクーポンみたいなものがあって、それを専用アプリでスキャンしてポイントを貯めておけば、こういう広告タクシーを理由出来る、と言うようなモデルの方が、もっとWin-Win出来るような気がする。例えば、日清食品の商品を購入してポイントを貯めていれば、優先して配車されるとか、ポイントの引き落とし料がサービスされるとか、広告主に対してのインセンティブみたいものが可能だろうし。

まぁ、そうなると、例えばCCCのTポイントとか、楽天の楽天ポイントも、それらタクシー用のポイントに変換出来るようなサービスとかも始まるだろうけれど。となると、ポイントの還元率で優劣がついたり、人気の差が生まれてくるかもしれない。本当に、これらの広告だけで出稿側もコストリカバリー出来るのであれば良いけれど、やはりもう少し使用品購入に結びつくようなインセンティブも付ける必要があるんじゃないだろうか。Uberあたりが日本でやれば良いのに。該当商品を購入して、商品に印刷されているコードをスキャンしてUberにポイントを溜めていて、それは普通にタクシーの利用料金として支払も可能だし、該当企業のラッピングタクシーだと、ポイント溜めているだけで無料で利用出来るようにするとか。

テレビの「0円食堂」だって、捨てる食材を再利用するから「0円」ではあるけれど、そこにはそれなりのコストや製造費がかかっているわけで、本当の意味での「0円」ではない。隠れたコストが見えないから、0円に見えるだけ。その分のコストは、捨てられずに販売された商品にかかっているとも言える。このタクシーサービスも、実は同じスキームが有るわけで、そういう所を上手く利用すると、実は見える部分は魅力的に感じるサービスって、案外色々出来そうな気もしますね。

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