日本時間で、昨日日曜日の午後にUSのDST (Daylight Saving Time)が終了。これから来年のDTSスタートまで、日本と米国東海岸の時差(EST)が-14時間になり、それに合わせて中部(CST: -15時間)、山岳地帯(MST: -16時間)、西海岸(PST: -17時間)と1時間ずつ開くことに。ハワイも-19時間かぁ。
海外、特にアメリカと仕事をしていると、この「時差」は常に気にする必要があるわけで、最近ではスケジュールアプリが自動的に時差も含めて電話会議なども設定してくれるから便利になりましたが、以前は結構神経使って開始時刻を選んでいたもの。例えば、-14時間になると、アメリカの朝9:00に電話会議を設定すると、日本では夜の23:00になってしまう。DSTの時だと22:00だから、まだ耐えられるんですが、今後はこの23:00とか00:00当たりの電話会議が増えるんですよねぇ... 最近では、向こうも会社に行く前自宅から朝の07:00位から参加してくれる場合も有って、その時には日本は夜の21:00だからまだ良いんですが。逆に、向こうの夕方19:00位だと、日本は翌日朝の9:00と、今度はこちらの予定での会議が設定しやすくなるんですけどね。
もう一つ影響するの場、国際線のスケジュール。基本米国国内線のスケジュールはDST前後でも変わらないから、DSTの有無によって接続する国際線の米国以外での離発着時刻が変わったりすることも。実際私も、まだ海外出張にまだ慣れていない頃にこのDSTの切り替わりの時にあたって、空港でドタバタした経験があります。まぁ、それ以外にもネット関係のシステムの整合性とか、目に見えないところにも色々ドタバタはありそう。
日本は現時点ではDST、所謂サマータイムを導入しておらず、米国が導入しているからそれに合わせて日本側の対応も必要になるわけですが、米国からみたら時刻だけでなく今のところ欧州も採用していて、しかも開始・終了のタイミングが米国とは異なるので、二重に大変。「直ぐに慣れる」という人も居るけれど、確かに一度切り替わった後はそれほど問題無いとは思うけれど、その切り替わるタイミングが大変なんですよね。実際にそう言う経験をしているから、東京2020の時にこのサマータイム導入、しかも2時間の前倒し何て言うことを言い出したから、個人的には猛反発したわけですが、生活の基幹システムである「時間管理」が時期によって変動するのは、やっぱり不便としか言いようが無いような。
DSTの元々の由来は、長くなる昼間の時間帯を有効利用して、夜の時間帯の省エネ効果や余暇利用を発揮するためだったと思うんですが、今のように24時間365日動いて類社会では、余りそう言うことは理由にならないような気がしますしね。さらに、エネルギー節約よりも、人間の健康被害も言われ出して、欧州では廃止の動きもあるわけで、過渡期だなぁという印象も。仕事の効率かと言うのであれば、始業時間を繰り上げたり、フレックス制度を利用すれば良いわけだし。毎年、11月と3月のUS DSTの開始・終了のタイミングで思うんですが、そんなことを言っている割りには、無意識に自然に自動的にちゃんと時差とかを計算して対応している自分の職業病が恐い(笑)。
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