昨日のJXBトーナメントワイルドカードの二試合、多分多くの人の予想を覆して、Buttle-9の2チームが、Super-9の2チームを破る「大金星」に。敗れた、アサヒビールにしても、LIXILにしても、どちらのチームも日本一になったこともある強豪チーム。ただ、アサヒビールは最近ではSuper-9の地区3位が定位置になりつつあり、実は昨年のワイルドカードでも今回敗れたオール三菱に敗れていたり、春は春で東京ガスにパールボウル予選で敗れ居たりと、チーム力が落ちていたことも事実。選手補強など、チームスタッフは努力していたと思うけれど、昨年に続き今年もその補強がちゃんと機能する以前の所で失敗している様子が伺えられ、何となく今回の結果は納得出来る面もあります。ただ、TDを奪えず、FGだけの6-17と言う点差は、その差以上の力の差を感じるなぁ...
個人的に以外だったのは、LIXILが敗れたこと。確かに今シーズンは調子が悪く、最終戦のアサヒビールとの試合では、首の皮一枚でなんとか勝利してワイルドカード進出を勝ち取り、何とかSuper-9の9位での敗退を免れたところでしたが、チーム力としてはそれなりに有るチーム。ただ、ライブストリーミングの映像越しで見ても、オールジャパンのQB加藤選手に以前のような輝きが全く感じられず、あれでは最後まで0-0で進むのも仕方ないと感じられました。実は、3Q終了くらいから「0-0でタイブレークか」と思っていたんですが、東京ガスが4Q終盤にTDを奪い、さらにLIXILの攻撃をインターセプトで断ち切ったと思ったら、流石加藤選手、ぎりぎり最後にTDを奪い振り出しに戻すところは流石です。その勢いで、タイブレークも行くと思ったんですが、あの最後の4thダウン1ヤードのギャンブルで、何故パスにしたのかが分からない。あそこは、RB白神選手のパワープレー一択だろうと思ったんですがねぇ... 雨も降っていたし、この試合決してパスの調子も良くない状態で、あの選択肢は無いだろうなぁ... 以前から感じていたんですが、加藤選手のパスを投げるとき、右手が挙がっていなくてサイドスロー気味に投げているんですよね。まるで、四十肩で手が上がらなくて投げているような印象すら受けます。かなりむりをして居たんだろうなぁと言う雰囲気が強く感じる様子でしたねぇ。
これで、オール三菱は来週富士通と対戦し、東京ガスは大阪に遠征してパナソニックと対戦。それ以上に、この二チームは現在のNFA方式トーナメントが始まって以来悲願だった上位リーグ(Super-9)進出に等しい、来シーズンからのX1 Super参加が決定したわけで、そちらの方が実際には嬉しいし価値あると感じているんじゃ無いだろうか。オール三菱も現在はクラブチームになっているから、このオフはどちらのチームも補強が大変だろうなぁ。正直、今のままでは残り6チームとの対戦では歯が立たないだろうし。
結果的に、Super-9所属のアサヒ飲料、アサヒビール、LIXILの3チームが来シーズンはX1 Areaに降格することになり、多分この3チームが勝ち上がってきて、来年のX1 Super入りを狙うんだろうけど、この一年間は大変だろうなぁ。先ずはメンバーの確保に運営体制、そしてスポンサー確保と厳しい状況が続きそう。ただ、そう言う競争がないと、今回のようにオール三菱とか東京ガスとか、リーグとしての新陳代謝も生まれないわけで、そこは是非前向きに捉えて欲しいですよね。で、力のあるチームが増える事で、来年からのX1 Super 8チーム制が、10チーム制とか12チーム制になれば、それはチームにとってもファンに取っても良い事ですしね。そのチームに取っては大変なんだろうけど、結局は力のある同志の激戦・熱戦が続くスポーツリーグがファンからの支持も得られるわけですし。
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