2018年11月20日

善意の押し売り

山本一郎氏のコラムから、Windows10のMicrosoft Storeアプリの自動(勝手?)インストール機能に関して。Windows10のAnniversary Updateからと書かれているけれど、結構昔からMicrosoftはこの手のことをやっているんですよね。ただ今回の様に、LINEだとかFacebookだとか、気が付くようなものでは無かったからそれほど騒ぎにもならなかったんだろうけど。一番顕著なのは、毎月第2火曜日の翌日水曜日に配信される月次更新。アレって、もうどう無用な感じで「更新があります、今再起動しますか」なんて聞いてきて、仕事が中断されることは一度や二度でも無い。一応スケジュール変更出来るんだけれど、あれ設定した時刻前にも再度再起動を促される場合があるような気がするし。

半ば強制的な配信(インストール)だけで無く、その逆側の嫌疑も昔から言われていますよね。例えば「品質向上のために情報をMicrosoftに送って良いか」とか、BSODとか発生すると、エラー情報を送信していいか、とか。それ以外にも、そう言う目に見えるか立ち出なくても、動作中の状況とかバックグラウンドで配信しているんじゃ無いかと、私は昔から疑っています(笑)。特にWindows10からは、これまで以上にWindowsのActivationが厳しくなっていて、完全に個々のパソコンと、そこに入っているWindows10と、そのユーザーであるMS Live IDが紐付けされていて、さらにそこにMS-Officeのライセンス管理も絡むし、全てが紐付けられてその情報はMicrosoftのサーバーの中。そう言う意味では、Google同様にMicrosoftにも「このユーザーの嗜好・思考・指向」みたいなデータが、集められていないとは言えない。

まぁ、そう言うことは、例えば馴染みのお店に行けばそのお客様の状態や様子を見て適切なサービスを提供するという事は昔からやっていたわけで、限度は有る物のある意味顧客満足度向上活動の一つと言えないことも無い。でも、今回の様に、頼みもしないのに勝手にアプリをインストールされてしまうのは論外。言ってみれば、馴染みのお店が勝手に頼みもしない品物を配達してくるような物。それがいくらただの物であっても、やはり勝手に送られてくるのは困りますよね。お歳暮やお中元も、これは季節の風物詩だから受け入れている部分もあるけれど、それでも「なんでこんな物が」という場合も結構あるし、さらに「お返し」なんて言うお作法も続くから、アレはアレでやはり面倒。

コンビニで時々「700円以上お買い上げ毎にくじ引き」みたいなことをやっていますが、私はアレも嫌いでくじを出されてもいつも断っています。理由は、先ずくじ引きで当たっても欲しいものが当たるわけではないので、貰っても嬉しくないこと。さらには、それが荷物になったり始末に困ることもあるわけで、正直ありがた迷惑だなぁといつも思っています。あれっ、基本外れが無いわけだから、それなら商品をくれるのでは無く同等の金額だけ割り引いてくれるとか、割引クーポンをくれた方がまだ良いと思う。アレって、いつも思うのがある意味「善意の押し売り」で、それはそれで宇揚げを伸ばす一つのアイデアだと思うけれど、誰でもが歓迎している話でも無いだろうし。それに近い物が、このWindows10の仕様にも感じられるのは、やはりMicrosoftだから? (マテ)

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