2018年11月21日

二足歩行の未来

先週記事になっていた、Google傘下で二足歩行ロボットの研究をしていたSCHAFTを閉鎖するという話。この時は、このSCHAFTが元々東大からスピンアウトしたベンチャーで、Google傘下で豊富な資金と技術と人材を活用して早々に実用化されるんだろうなぁと楽観的なことを考えていたのだけれど、現実は甘くなかったという事ですよね。

で、そんな話が微かに記憶に残っていた日曜日、CX系列で朝の10:00から放送されている「ワイドナショー」を見ていたら、最後の方でコメンテーターで出演していた乙武洋匡氏が、今年の初めから義足・義手を付ける挑戦をしていて、この番組の中で実際に義足を付けて歩く(実際には、義足がちゃんとはまらず支えられてだったけれど)様子を見せていて、個人的に以前から思っていた、二足歩行ロボットの技術を、足が不自由な人の義足代わりに出来ないか、と言う思いが何か一つに繋がった気がしたんですよね。

乙武氏の場合、太股部分から下が無いので案外二足歩行器の技術が上手く流用出来るかもしれない気がするんですよね。個人的に思っているのは、今車いす利用をして居る人が、二足歩行器の技術を使って、歩行移動が出来るようになる事。勿論車いすの方がコストは圧倒的に低いだろうし、まだ十分ではないけれど社会インフラも車いす対応をしつつある。だから、無理にまだまだ発展途上の二足歩行補助器みたいなものに移行する必要は無いのかもしれないのだけれど、車いすでは絶対に実現出来ない事の一つが、「立ったときの目線の高さ」じゃ無いかと。例えば、厚底靴とかシークレットシューズみたいな物、女性ならハイヒールなどを履いて、目線の位置が10cm位違うと、凄く見える景色が変わることを経験したことがありますが、アレと同じ事が起こる気がするんですよね。それって小さな事だけれど、凄く大きな意味があるような気がするんですよね。

車いすにも対応している社会になりつつあるとは言えど、やはり大多数は二足歩行の人なわけで、その人達に最適化されていることも事実。となると、車いすから二足歩行移動に変わることが出来れば、さらに行動範囲が広がるし、自由度も上がる。労働補助みたいな形では、既に実用化されていると言って良いわけで、もう一寸頑張れば救われ人も多いんじゃ無いかと思うんですけどね。SCHAFTのエンジニア達がこれからどうするのか分からないけれど、何処かで実用化して欲しいなぁ、二本足歩行の未来を。Amazon何かどうだろうか。自動運転車で荷物を配送して、そこから二足歩行ロボットがマンション何かで会談やエレベーターを利用して戸口まで運搬するとか。うん、結構良いかも(笑)。

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