ITmediaの記事から、老害度チェックの話。12のチェック項目のうち、9.に関しては「多忙を理由に、物事の約束を避けようとする」という意味なら当たっているかも。要するに「面倒なことには関わり合いたくない」という、孤独老人まっしぐらな雰囲気はあるなぁ。
もう結構前からですが、有る程度年齢も進み、仕事に関しては経験も積んで「専門職」という分野に含まれるエンジニアなので、それなりに技術力はあるだろうし、余りに多様な仕事をして居る人が国内には居ないので、それなりに付加価値というか貴重性もあり、そう言う意味では優遇されている部分もあります。ただ、それって自分がいなくなったら即座にブラックホールになる事も意味しているわけで、そう言う意味で技術とか仕事の継承を真剣に考えないといけない。で、色々試してはいるんですが、やはり組織の中の話なので、なかなか人の手当とか予算とか課題も多い。やっと最近になって、少し本腰を入れて上の人も考えてくれるようになってきたので、まぁ最近では自分の最大の仕事は「終職」だと周りに言っているのだけれど。
とは言って、会社もこういう時代ダイナミックにどんどん変革しようとしているわけで、その中ではどちらかというと古い時代のビジネスモデルに近い自分の仕事も、新しいスタイルの取り込みもしないといけない。それはそれで、全く新しくなるわけだから、新しい人にバトンタッチしやすいという部分もあるんですよね。ただ問題は、自分が先ずその新しい部分を理解して、現業とのブリッジというかしっかり租借して、そこから次に伝えるべき所を継承して貰わないといけない。結局自分が一番大変だという事に最近新たに気が付いて、後悔しているところです(笑)。
今の少なくとも日本のビジネスを見ていると、古き良き時代(=バブル)を経験している世代がやっと現役世代から退いたと思ったら、定年延長とか労働力不足とかで、なかなかフェードアウトしてくれない。ただ、そう言う立場になってみて、初めて今の時代の厳しさみたいな物を再認識しているような所もあって、それはそれで反省して次に生かしてくれれば良いのだけれど、なかなか昔の我が儘が抜けないままにズルズル続ける人も居る。そう言う人達が「老害度」なる指針まで作る切っ掛けになっているんだろうなぁ。自分自身、反省というか、反面教師にしないと。
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