2018年11月15日

私設秘書通行証

メディアには殆ど出てこない話ですが、文科省の口利き疑惑。その疑惑に、野党の議員や議員秘書が関係していたとされる話で、産経新聞のスクープなのか、当時落選していた元議員のために、現役国会議員が私設秘書通行証を貸していたという話。すでに、国民民主党の大西健介衆議院議員が、当時落選していた立憲民主党の吉田統彦衆議院議員の依頼に対応して通行証を谷口航司被告に渡していたという事で、これ、時々発生する議員宿舎に怪しい人を連れ込んだとか言う話よりも数倍深刻な問題じゃ無いか。この通行証があれば、国会や霞ヶ関の役所内に自由に出入りできるわけだから。しかも入管記録にも残らないので、誰が何時何処に入ったかも分からない。

で、国会で追及されても、文科省側は今のところ頑としてその国会議員の名前を出さない(Part1, Part2, Part3)わけで、これは代ほど拙いことがあったのではと邪推してしまう。旧民主党から自民・公明に政権が戻って暫くして、飯島勲元内閣官房参与がテレビの番組で、政権復帰して官邸の大掃除したら、怪しげな人間に通行証が発行されていて、誰が何時何処に入っていたか分からなかったと言う話をしていたけれど、今でもそんな感覚なんでしょうね、特定野党の皆さんは。

今野党は、片山大臣と桜田大臣の資質追求に余念が無いけれど、それをやるなら吉田、大西両議員の追求もやるべきじゃ無いのか。片山、桜田両氏も、内容によっては大臣辞任や議員辞職の責任問題に発展する可能性があるけれど、こちらの問題だって本当であったとすれば議員としての責任を蔑ろにしていたわけで、特に通行証を要求した当時落選中の吉田議員は、その後の文科省の賄賂疑惑が確定したら、同罪というか詐欺行為に荷担したとも言えるわけで、より責任は重いはず。

本当に、一部を除いて既存の特定メディアはもう終わっているなと思いますね。自分達の主義市中に合わせて有る程度その主張にバイアスがかかるのは、それは仕方ないし有っても良いとは思うけれど、その根底にあるのは、誰もが納得出来る「正義」とか「真実」という観点があってこそ。与党議員だから根も葉もないことを追求しても許されて、野党議員なら疑惑があっても取り上げないという事であれば、結局自ら自分達の提供する情報の信頼性が無い事を公にしている打鍵なんですけどね。ここにも、特定メディアの終焉が感じられるなぁ。

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