2018年11月16日

パソコン知らずのサイバーセキュリティ

「医者の不養生」という諺があるけれど、そんな感じなんだろうか。五輪担当相として野党の八尾元に立たされている桜田大事が、兼任するサイバーセキュリティ担当大臣として「パソコンも触ったことが無い」と説明して物議を醸していること。まぁ、サイバーセキュリティ担当として、パソコンに触れたことも無い言ってしまうのは問題だと思うけれど、「組織体」として考えれば、大臣なんて一年とか二年毎にすげ替えられるわけだから、その人の仕事は決済する事と責任を取ること何ですよね。その分野のエキスパートならば望ましいけれど、それは必須条件では無いと思う。

一般企業でも同じですよね。部長とか本部長とか役員というポジションの人が、必ずしもその部門のたたき上げばかりでは無い。逆に、たたき上げで昇進してしまうと、それしか出来ない責任者になり逆に歯車が上手く回らなくなることも。要所要所に適任の人材が配されていれば、後はそれらをどうまとめ上げて一つの結果にするかという事が「組織体」の活動なんですよね。

仮に大臣の資質としてパソコンのスキルが必要なら、例えばMSの××の資格を持っていないといけないとか、情報処理技術者試験の××級以上が必須とか、そう言う条件を満たした議員のみ任命すると言う風にすればいいんじゃ無い。外務大臣ならTOEICの点数とか海外留学経験、財務大臣なら公認会計士の資格とか。でも、その組織(省庁)にはそう言う人材が幾らでも所属していて、そう言う人達が提案してくることを比較検討して意見を聞き、最終判断(=決済)するのが大臣の役目なんだから、極端な話そう言う判断をする「嗅覚」を持っているかどうかが大切。さらに言えば、そう言う大臣を束ねる総理大臣は、それらの大臣と同等以上のスキルを持っていないといけなくなるわけで、それって過去そんな総理大臣なんて誕生していないはず。

だから、桜田大臣の能力では五輪開催が出来ないという事を証明すれば、野党はまぁ一つ仕事をしたことになるのだけれど、結局は個人攻撃にしかしないから、何も進まないし、彼らのやり方だって賛意を得られない。つまりは、彼ら野党が何か仕事をすると言うことは、結局は必要な人に仕事をさせないことが彼らの仕事になるわけで、それって無駄なことにしかならないよなぁ。つまりは、特定野党が議員としての仕事をしないコトさせないことが国民の利益になるわけで、それってつまりは彼らは不要だという証明にもなるんですよね。自ら自分達が不要であることを証明し続けている彼らは、本当は正直で言い人達かもしれないけれど、無能な善人というのが一番やっかいで一番不要な存在だと思う。

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