2018年10月5日

現金第一主義

先の都知事選に出馬したときに、「あぁ、この人はもう過去の人」とつくづく感じたけれど、その気持ちをさらにコンクリートで固めて行くような残念な記事。そもそも、最初は日本のコンビニの話かと思ったら、最初に出てきたのが中国でのQRコード決済の体験からの不満爆発で、もう膝かっくん状態。それに「私はガラケーなので困ってしまった。」って、そもそも外国人は中国国内の口座を先ず開設できないから、そのQRコード決済は事実上使用出来ないので、ガラケーとかいうのは関係無い(ガラケーだと、其れ以前の話ということはあるけれど)。

で、このコメントなんですが...
ポケットの小銭をジャラジャラさせているから、それが減ると“お金を使った”という感覚が得られる。
あくまで個人的な意見ですが、ポケットに小銭を入れてジャラジャラさせているような奴には、ろくな奴がいないと思う。少なくとも小銭入れとか、財布の小銭用ポケットに入れないか? そりゃぁ、何かの時にお釣りを小銭でもらい、その硬貨数枚を急いでいたりするとポケットに入れてそのままと言う事は有るけれど、ジャラジャラしたら一寸立ち止まって小銭入れに入れるだろう、普通は。それに、小銭で全て支払するなら、確かに使うにつれて小銭は減ってジャラジャラする事も少なくなるだろうけど、普通は紙幣も使うだろうし、小銭に関しては使うことで減ることもあれば増える事も有るはず。だから、余り「お金を使った」という感覚には結びつかない気がするんですけどね。逆にこういう人は、お釣りを貰ってポケットのジャラジャラが増えると、お金は減っているのに「お金が増えた」と思うのだろうか。

確かに日本国内でも、電子マネーはまだまだ普及途上だし、クレジットカードなどを含めても現金以外の決済方法は多分半分もいかないでしょう。良くも悪くも「現金主義」の日本の経済の中で、でも効率化とか訪日観光客などを考えると、販売店などは電子マネーにシフトして行かざるを得ない。例えば、そう言う新しい環境移行にたいして、高齢者の立場から問題点とか移行しやすいヒントみたいな事を提案するなら、それは凄く有益だし前向きと思うのに、結局は「自分が出来ない事は許せない、自分が好まないことは認めない」みたいな文章を書かれても、「それは貴方の勝手でしょ」で終わりでしょうね。

記事の最後の所にしても、別にお釣りのやり取りだけで無く、レシートの受取だって電子マネーやカードでもあるし、商品の受け渡しだって必ず発生するわけで、その時に会話が始まることもあるでしょう。と言うか、普通はそうですよね。「お釣りを渡して貰って」と言っているけれど、じゃぁ丁度の代金を渡したら何も会話が発生しないことになってしまう。何か、この人の偏屈さだけが文章に出ている記事だなぁという印象しか浮かばない。

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