2018年10月4日

政党大喜利

安倍新内閣が発足して、「全員野球内閣」をキャッチフレーズ(?)を付けたわけですが、早速野党からは批判の嵐。「全員野球内閣」というキャッチフレーズもどうかと思うけれど、それに反対する各野党の逆キャッチフレーズも、それ以上に程度が低くて呆れてしまうのだけれど。特に秀逸なのは、共産党の小池氏が「右バッターばかり集めた全員野球内閣」と言うと、ネットからは「左党首(左投手)相手だから当然だろう」というツッコミがあり秀逸。さらに、入閣待ち議員を多く登用したから、「在庫一掃、閉店セール内閣」と言えば、「在庫もない、閉店どころか開店する出来ない政党が文句を言うな」と、これまた秀逸なツッコミが多数炸裂。いゃいゃ、世の中には鋭い閃きを持っている人が星の数ほど居るなぁと感心した次第です。

まぁ、ライバルというか政敵の与党に対して野党が持ち上げるようなことを言ったり賛意を示すことは無いと言うか自殺行為、自己否定行為でも有るわけだけれど、それでももう一寸まともなことと言うか、なるほどと感心できるようなことを言えないのだろうか。何か、子供のそれも幼稚園生の口げんか以下のようなやり取りを、大手メディアが嬉しそうにこぞって取り上げている様子も何だかなぁという感じだし。国民は出来の悪い大喜利を見たいと思っているわけじゃ無いんだけれど。

本当に政権交代を目指している野党ならば、こういう時にこそ、発足間もない新内閣の特に初入閣、新人大臣に対して、「我々はこう言う提案、アイデアを持っているが、あなたの意見はいかがか」と自らの売り物である政策をぶつけるチャンスだと思うんですよね。例えば今回唯一の女性閣僚となった片山さつき氏なんか、過去の言動などを拾っていけば幾らでも攻撃する、あるいは相手の弱いところは見つかると思うわけで、時間は短くても入閣が分かった時点で一寸調べたら、幾らでもネタはあると思うんだけど、そんなことすらやらないのが今の特定野党。

台風24号襲来の中、暢気に政党パーティーをやっていた立民党の枝野氏は、自分が総理になれないと決まったら議員を辞めると言ったらしいけれど、それって例えば立民党の代表から落ちたら辞めるという事でも有るんだけれど分かっているんだろうか。さらに言えば、自分が総理になったらと言う言い方は独裁制を感じるんだけれど。少なくとも国会議員として国のために仕事をするとか、国民のために経済を立て直すとか、その方法の一つとして自分が総理になり政策を回すことはあるだろうけど、その発言を聞いていると政策よりも自分の目標優先のようにしか聞こえない。さらに言えば、政党を自分の私利私欲のために利用しようとしている、と言っても良いんじゃ無いだろうか。国会をサボり、メディアと共に煽ることしか仕事として考えていない特定野党の皆さんに関しては、何もしなくて良いから静かにして居てくれと、今回の出来の悪い大喜利を見ていて感じた次第です。

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