日本大学の反則タックル問題で、その行為者であり責任を取って部殻だけで無くフットボール自体からも離れる覚悟を表明していた宮川泰介選手が、チーム再建の責任を取るためにもチームに復帰してフットボールを再開するという記事。個人的には大いに喜びたい記事。本人としても、事件後に一生フットボールと関わらないと言った手前、なかなか戻る覚悟を固めるのは難しかったと思うけれど、それはその当時の状況や心境を考えればそう言わざるを得ない状態だったことは十分に理解出来るわけで、その後の彼の行動や態度を見れば今回の復帰発言は全く問題無いことだと思いますね。
今シーズン公式戦出場機会の無い日本大学アメフト部。三年生の彼は、チームとしての処分が解除されれば来シーズンは公式戦出場の機会は有るけれど、これまでの関東学連TOP8ではなく、その下のBIG8での再開。他チームには申し訳ないけれど、一年間のブランクがあったとは言え多分BIG8で優勝して、TOP8昇格はほぼ確実だけれど、そのモチベーション維持と、再来年度以降のシーズンをTOP8で戦えるだけの人材確保(新入生のリクルーティング)がどうなるかが正念場でしょうね。
宮川選手が今日から練習復帰するという事で、日大グランドに取材陣が殺到するだろうけど、もうね、メディアはそっとしておいて欲しい。正直殆どのメディアは宮川選手がとか日本のアメフト・スポーツ界がとか口で入っても、結局は視聴率や雑誌の売上げアップしか考えていないわけだから。そう言う意味では、橋詰新監督からの発信がもっと有っても良いと思うのだけれど。変なノイズを増やさないためにも、先ずは日大フェニックスから良質な情報提供をすることで、それ以外のノイズをシャットアウトするべきだろうなぁ。それはそのまま、チームの透明性を高めることになるし、それによって今回の様なトラブル再発防止にもなるわけだし。
まぁ、監督自身がそこまで面倒を見る余裕が無いのかもしれないけれど、可能ならチーム広報というかコンプライアンス担当みたいなスタッフをちゃんと設置して、現状も含めた状況を公開すると、多分世間も安心するし変なメディアの報道も減ると思います。なかなか大変だとは思うけれど...
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