Microsoft社の共同創業者である、ポール・アレン(Paul Allen)氏が10月15日に永眠。ビル・ゲイツ氏と共にMicrosoft社を創業した人物として有名だけれど、シアトルシーホークスを始め、米国のメジャースポーツチームのオーナーとして、また最近では戦艦武蔵等の旧日本海軍の沈没船探索や、様々な場所への支援活動で有名な人。
ほぼ同世代の自分としては、彼らがSCPから原型となるDOSを買収し、それをIBMに提供してPC-DOSとして席巻する様子も見てきたし、その後Windowsが登場し現在に至るパソコンやOSの歴史の中に共に居ることが出来たのは、ある意味幸いだったのかもしれない。勿論、個人的に面識など有るはず無く、一方的に彼の伝記とか伝聞を知るだけですが。
「Microsoft」と言えば、今ではほぼビル・ゲイツ氏が一人で作ってここまでにしたような印象があるけれど、実はアレン氏が会社としての運営と言うか実務を切り盛りしていたから、PC-DOSからその後Windowsの成功があったとも言える。今では、アレン氏もゲイツ氏もMicrosoft社からは離れて別の活動をしているわけですが、いかにも米国らしいベンチャーからの成功物語の、最大級の物の一つですよね。それにしても、まだ65歳というのは惜しい。
Microsoft社の成功は、世界のパソコン界、デジタル界で最大の立身出世物語の一つだと思うけれど、その後もGoogleとかAmazonとか、別の切り口で、別のやり方で幾つも大企業が生まれて居るわけで、ああいうバイタリティは日本人には無いなぁといつも感じます。同じアジア人でも、中国とか韓国にはそれに近い物があるのは、やはり「大陸国」で昔から切った貼ったの歴史が繰り返されているからだろうか。後暫くすると、自分も定年退職となり、この業界とも直接は関係なくなるけれど、自分の人生の半分以上をこのデジタル社会の黎明期の中で過ごせたことは、ある意味幸せだったのかもしれない。ただ、この可能性の世界を知れば知るほど、その先を見たくなる経験したくなる関わりたくなる衝動は止まらないけれど。ささやかな感謝とともに、ご冥福をお祈りいたします。
0 件のコメント:
コメントを投稿