2018年10月19日

35万円の損失

何事も天の邪鬼な性格で、かつMicrosoftとの事になると、まずは疑ってかかる自分(笑)。購入から4年以上経過したPCは、1台当たり約35万円の損失というけれど、うーーーーーん...

調査対象が中小企業という事で、そう言う視点から見た場合何だろうけど、これ、ハードウェア中心の考え方ですよね。確かにバッテリー寿命はハードの話だけれど、例えばOSの立ち上がりの遅さは、OS自身が余分なファイルや作業ファイルをため込んで遅くなる場合もあるし、「メモリーの寿命によるクラッシュ」と書いてあるけれど、それよりも変な更新によるクラッシュの方が多いんじゃ無いか。

Microsoftとしては、買い換えて最新のWindows10へと言いたいんだろうけど、仮にWindows7からWindows10へ移行するとなると、その移行のコストもかかるわけだし、環境整備だって必要。となると、新製品のPCが20万円で35万円との差額15万円が、本当にそのままなのかも疑問。大体、その「35万円」にしても、それは4年以上のPCにかかるコストで、4年未満だと15万円、と言っている。だから、ハードを更新したら、その環境変化に対応するコストは持ち出しになるわけで、かなりニュアンスが違ってくる気がする。

勿論、単にコストの問題だけで無く、セキュリティとか最新機能とか、ユーザーの満足度とか、そこには数値には表れない「付加価値」も有るので、単純に金額の比較が意味があるわけでは無いけれど、もう少し何がメリットで何がデメリットなのか、丁寧に説明する必要があるんじゃ無いだろうか。新しい物にはそれなりのメリットが有るのは確実何だけれど、これまで使い続けている物に関してもそれなりの理由があるわけで、それを変更するのはなかなか体力がいること。結構大きなホテルの掲示板とか、空港の端末とか、販売店のレジとか、結構広く使われている環境でも、時々古いWindowsのBSODを見たり、再起動していたり、ハングアップしていたり、そんなことを見たりします。それなりの規模の企業ですらそう言う状況なんだから、中小企業にそれ以上の対応を望むのはなかなか厳しい気がしますねぇ...

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