中国のライドシェア大手「滴滴出行(Didi Chuxing)」が、ソフトバンクと組んで大阪でサービスを開始するという記事。日本では、本来の意味でのライドシェアは原則禁止されているので、先行するUber同様タクシー配車サービスとしてのビズネススタートですが、さてどうだろうか。
大阪の場合、関空利用の中国からのインバウンドが多くて、勝つ中国国内で利用しているDidiのアプリがそのまま料金支払も含めて利用出来る利便性は「買い」かもしれない。その点、Uberには無いメリットでしょうね。ただ、日本国内でも広がっている中国国内のアプリを利用した「白タク」行為と比較して、どれだけ優性に慣れるかは疑問。だって、そっちの方が値段は安いだろうから、ユーザーとしてはそっちを選択するだろうし。
自分も、このライドシェアアプリを利用してみて感じるのは、これをもう少し改善したら、タクシー会社の配車サービスって、丸々省略出来るんじゃ無いかという事。さらに、利用者の評価を集めることで、運転手の技能に関しての評価も出来るだろうし、業務内容も全て把握できるし。電話予約は、会社内に担当者は必要かもしれないけれど、そこに繋がるシステムはこちらにしても問題無いだろうし、もう少ししたらAIが対応して予約完了という事も出来るだろうし。その予約に関して言えば、この手のシェアライドアプリは、「今乗りたい」というニーズに対して対応するものなので、例えば「明日の10:00に乗りたい」というようなことには余り適していない気がします。でも、将来的には、AIが過去の利用履歴・運転履歴から、候補の車を予約時に選択しておき、当日その予約時間の少し前にAIが配車するとか、そう言うことも直ぐに可能な気がします。
課題は、タクシーの場合流しとかでお客さんを拾うこともあるから、その場合にアプリ経由で乗車リクエストが来た場合にどうするか。ある意味、競合解決策は必要でしょうね。それに、拾ったお客さんよりもアプリのお客さんの方が、長距離だったする場合も有るだろうし、となると今度は流しのタクシーが減ってしまうかも。時間帯によって、例えば長距離が期待出来る終電後の時間はアプリはプロックするとか言う昨日も、ドライバー側には必要かもしれない。でも、それってシェアライドアプリとしては相反するリクエストになるような気もするし。
将来的には、ドライバーの属性も分かるようにして、例えば〇〇語対応可能とか、そんな情報があるとユーザーが選択するときに便利だろうし、口コミなんかで「あのドライバーお勧め」という事もあるかもしれない。関東はUber、関西はDidiと、米中対決がここにも生まれるのか(をぃ)。
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