2018年9月6日

空飛ぶパネル

関西地域だけでなく、日本全体に大きな被害をもたらした台風21号ですが、その特徴は戦後最大規模の風速だったように思います。最大風速は、関西空港での秒速58mもの突風で、ニュース映像などを見ていると、看板などだけで無く、大型トラックが横転したり、工事中の大型クレーンが折れ曲がったり、強いはずの電柱が根元から折れたり。さらには、ビルの倒壊や屋根が飛ばされたりと、もうどこの世界の噺家と思うような光景が何度も画面に映し出されます。

で、そう言う映像を見ていて疑問に感じるのは、全国に広がっている太陽光パネルって同なのという話し。テレビのニュース等ではパネルが飛ばされる様子とか、それが地上に落ちて被害を作っている映像を見た記憶が無いのですが、一方でtwitterのTL等には、飛ばされてきたパネルの画とか、吹き飛ばされた太陽光発電の敷地の様子等がどんどんアップされてきます。

どちらというと現状の太陽光発電に対して否定的立場だから言うわけでは無いけれど、そういう部分もちゃんと報道して、問題点は問題点として今後の課題として認識して対策をとらないと、結局はごく一部の業者の利権にしかならない気がするんだけどなぁ。こう言う事があるから、こうしなきゃ駄目だよと言う事がしっかり認識されれば、本当に役立つ太陽光発電やそれに関してのシステムも出来てくるはずなんだけど。

もう一つ気になるのは、自宅などに太陽光発電を整備して使用して居る人で、どれだけの人が今回の災害後もその太陽光発電が利用出来、自宅内の家電などを利用出来たのか、その実績を是非何らかの資料にしてまとめて公開して欲しい。どこのメーカーがどうのと言う意味ではなく、非常時対策として太陽光発電がどれだけ有効なのか、また例えば充電設備などを併用したらどれだけ通常の生活と変わらない生活が維持出来るのか、そう言う情報を是非出して欲しい。今はFITを利用した節約手段みたいな扱われ方をしているけれど、本当はそうじゃないはずなんですよね。水や食料を万一のために備蓄するように、万一の時のために電気を確保するのが太陽光発電という手段にならないと。勿論、電気自動車をバッテリー代わりに利用した知見とか、そう言う情報も含めて、どれだけ訳だったのか、何が駄目だったのか、どこを改善するべきなのか、そう言うものをしっかりとメーカーも含めて出してまとめて評価して欲しい。それを見て、有効と思えば、自宅にもそれなりの設備を投資したいと思うし。

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