2018年9月5日

空飛ぶ車

最近話題になっている「空飛ぶ車」。次世代ビジネスを考えて、日本政府も本腰を入れて支援しようとしているらしいけれど、個人的には地上走行車の「無人運転」以上に難しいだろうなぁという気がします。

まずはどうやって浮上して走行するのか。SFに出てくるような、反重力装置とかそんなものは突然生まれるわけでは無いから、多くの想像図が書かれているように、今のドローンを拡張した回転翼浮上方式が主流でしょうね。垂直離発着しないと行けないだろうから、となるとジェット式では大変だし。でも、それならは一部の界隈には不評な「オスプレイ方式」でいいんじゃね?! という気もするけれど(笑)。

で、仮に何らかの技術的革新があって、それなりに現実的な「空飛ぶ車」が出来たとして、次に問題なのは「空中のどこを通行するのか」という事。例えば、住宅の上も含めて自由に走行して良いのか、地下鉄が基本道路の下を走っているように、道路の上空のみ航行可能なのか、その辺りのルール作りがよく分からない。仮に、道路上のみ航行可能とした場合、今度は高さはどこまで許すのかという問題がありますよね。下手に低いと、電線と干渉するだろうし、余りに高度が高いと、それって飛行機と何が違うのと言う事になるし。

たまたま日曜日に観ていた「ワイドナショー」で、実現したら欲しい化とMCの東野さんに振られたダウンタウンの松本さんが「(マンションなど高層階の)ベランダから乗降できるなら欲しい」と答えていて、あぁなかなか鋭い意見だなぁと感心しました。そうだよね、地上から離発着するんじゃなくて、自分の部屋なり自宅から直接乗り降りできるから「空飛ぶ車」の利便性が発揮されるわけだし。でも、それこそSFの技術で空中浮揚出来るようなものが出来ないと、空中に係留できないと無理だろうなぁ。

現実な所を考えると、操縦のために一人乗ることは重量の観点からもライセンスなどの手続きなどの観点からも余り現実的では無い気がします。だから、基本無人操縦。で、地上に飛行機で言うところのウェイポイントを設けて、それを通過していくPoint-to-Pointのサービスなら現実的かな、と。例えばそれなりの広さがある公園と公園を結ぶとか。いずれにしても、車体本体の技術と運用に関しての技術、まだまだ課題は多そう。

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