先日、とあるビジネス情報番組を見ていてふと気になるシーンがありました。日本のチームと東南アジアのとある場所の工場の中のチームがテレビ電話会議をしている場面で、日本側はは多分会社の中の会議室に7~8名位メンバーが集まり、相手側も同様に会議室のような場所にこちらはもう少し多く15~16人位でしょうか。で、走法の会議室には40インチ位のモニターがあって、お互いの様子が映し出されています。
で、最近なら何てことのないこの場面を見ていてふと違和感のようなものを感じて、それは何だろうと反芻してみたら、そう言えば自分の会社ではこう言うテレビ電話会議の機会ってほとんど無いなぁと。仕事を始めてもう30年以上になりますが、最初に配属された研究所は、丁度自分が入社したときに竣工した当時最新鋭の施設で、実はテレビ電話会議室もありました。ただ、凄く大がかりな設備のために、事前に予約が必要だし、相手側にも同様の設備がある拠点しか利用出来なかったし、操作も凄く面倒。自分も、オブザーバーとして参加した1~2回位しか記憶がない。その後、インターネットが発達して、パソコンの内蔵カメラとか外付けUSBカメラで簡単にテレビ電話会議も出来るようになったけれど、その頃は映像がこま落としのようになったりして、本当に物珍しさだけで使っていた感じですね。
今でも、週に何回も会議があって、多くの場合海外も含めて国内外の複数の拠点と繋げて会議するから、MicrosoftのSkype for Businessを使って電話会議をしますが、この時に画面を出す事はほとんど無い。と言うか、普通の仕事の会議では使わない。精々全社会議とか部門会議みたいな大きなイベントの時に使う位で、このテレビ番組のように日常の仕事で使うことは先ず無い。インフラ的には、パソコン一つあれば間に合う位になってきたのに、何故だろうと考えてみたんですが、一つは「相手に見せる資料(マテリアル)」の違いなのかな、と。自分達の場合は、殆どがPowerPointのページですから、これはそのアプリを共有すれば相手側にも表示される。でも、番組の時には製造している物を見せたりしていたわけで、その場合カメラで写して相手に伝える必要があります。もう一つ感じたのは、電話会議の場合も10名位参加していても、実際に発言する人は数名というケースが多いんですが、テレビ電話会議だとその画面に映り込めば相互に誰が参加しているか分かるし、それが一つのエビデンスになるのでは無いかと。言い方は悪いけれど、ある意味アリバイ作りみたいな理由もあるんじゃ無いかと。
どちらが良いかの、一概には言えないけれど、やはり相手の顔を見て話が出来る会議が出来ると言うのは大きいと思うんですよね。自分達が一番利用するSkypeの電話会議でも、自分の写真をプロファイルに設定していると、発言しているときにはそれが表示されたりします。自分的にはうざったいとおもうけれど、あれはあれで知っている人だと親近感が沸くし、知らない人だとどんな感じの人中という興味が沸きますし。まあ、かなりの部分その会社の背景とか文化みたいな物も影響するんでしょうね。
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