2018年9月19日

月旅行

ZOZO (ZOZOTOWN)の前澤友作社長が、米国SpaceXが企画している民間人月旅行の第1号として、2023年打ち上げ予定のロケットで月への宇宙飛行に参加するというニュース。これまでも、いろいろとお騒がせしてきた人だけに、そんなにビックリはしなかったけれど、単に月旅行するだけでなく、アーティストを6~8人どうこうさせて、その宇宙旅行からのインスピレーション~生まれる芸術を作りたいという話の方が、個人的にはビックリ。

宇宙旅行という技術革新の点から言えば、こう言う形でもその技術やサービスが民間に降りてくることは望ましいし、それによってさらに技術が進むことは望ましいもの。一方で、記事の後半にも書かれているように、単に個人興味や夢というもの以上に会社としてのビジネス的側面があることも否定できない。知名度アップには、これほど効果的な方法は無いわけですからね。それは、以前ライブドアで堀江貴文氏がやっていたことと、規模と方向性は違うけれど内容は同じ。そう言う意味で、会社との関係は否定しているけれど、少なくとも悪い影響は無いでしょうね。ただ、株価は下洛しているみたいだけれど、それも時間がたてば回復してくるんだろうなぁ。

前澤氏にして、努力して今の成功があり、その成果を自分の夢につぎ込めるのは羨ましいと思うけれど、それはその人の努力の結果だから妬む気持ちは無い。まぁ「才覚」と言ってしまえば元も子もないけれど、やはり人とは方向性にしても発想の度合いとしても桁違いな物であればこそ、こう言う話題にもなるしその先に成功する確率も高いんでしょうね。変に現実的な事に執着している、未練があると失敗するんだろうな。あぁ、自分なんか覿面だ(笑)。

個人的には、宇宙旅行という事で是非成功して欲しいし、それが切っ掛けで何か新しい技術が生まれて自分にもチャンスが生まれてくれたら凄く嬉しい。一方で、アパレル業界自体が既に成熟産業になっていて、自分も自宅近くのモールを見ているとひしひしと感じるわけで、果たして宇宙良好で来ても、それが彼のビジネス拡大に貢献するかどうかは厳しいかもしれませんね。そう言う意味で、北海道のホリエモンロケットも成功して欲しいけれど、こちらはさらに厳しいだろうなぁ...

将来的には、地球軌道や月周回軌道、さらには近隣の宇宙空間にリモートセンシングの無人宇宙機を飛ばして、そこに地上からVRでアクセスして疑似体験する、と言う事が結構後10年位で実用化されるような気がする。小型衛星を複数打ち上げて、それぞれに機能分散して通信や撮影など分担して機能し、そこにアクセスするVR回線を確保できれば、結構面白いビジネスになるんじゃいか?!

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