2018年9月12日

池上さんと林先生

池上氏の番組で、素人の子供達が出演していたと思ったら、実は子役達が集められていて、どうもその内容も台本ありきのやらせ情報番組だったのでは、と言う話題。私なんか、ああいう所に集められる子供は、それなりにテレビとか演劇に関係している子供だろうなと思っているから驚きもしないし、大体池上氏の番組なんだから(以下、略...)。問題なのは、番宣などであくまで素人一般の子供達の側区菜疑問に答えるみたいな説明をしていたのに、そうでは無かったと言う事で、例えば食品業界なら食品偽装、自動車業界ならリコール隠しみたいな深刻度と言っても委員じゃ無いか、と。日ごろメディア各位が他業界に求めている話ですからね。

以前もそんなことが明らかになったときに「あれはヤラセではありません、演出です」みたいなことを言って幕引きされたような気がするけれど、まぁ意味字組みテレビやメディアが言うところの「真実」とか「事実」とか「正義」なるものがどれだけ脚色されて伝えられているのか、と。池上氏は、別に何でも知っている博識な人では無く、色々な情報をまとめていくオーガナイザーだから問題無いみたいな書込もあって、それはある意味正しいのだろうけど、でも最初にゴールを設定して、そこに誘導して結論とすることは「オーガナイズする」とは言わない気がするんだけれど。

そんな池上氏の記事やtwを見ていてフト感じたのが、同じように博識として有名な林修先生とは何が違うんだろうという事。林先生も、元々出来る人なんだろうけど、確か以前は理系だったけれど、そこから文系の勉強をして現在に至っていたはず。勿論、池上氏にしてもジャーナリストとしてそれなりに経験があり、そこで得た知識もあるから現在それなりの地域にいるわけで、そこは分野や時代の違いはあっても、両者のこれまでの活動は誉められてこそ批判されるいわれはない。ただ、林先生は以前何度かテレビで言っていたけれど、自分の教え子の中で何人かを自分のブレーンとしていて、彼らが林先生のネタや情報整理などを担当していることを説明しているんですよね。つまり、自分として不得意なところ、足りないところは、他者の協力を得ていることをちゃんと説明した上で、自分の言葉で説明している。一方で、池上氏もそう言うシステムというかチームを当然持っているんだろうし、彼ほどの実績というか地位になるとテレビ玉自体がそう言うブレーン的な役割をしているんじゃ無いかと推測するわけです。と思えば、今回の子役の利用にしても、ある意味情報番組の素材調達なわけで、そう言う意味では池上氏から見たら「何が問題なの」という認識かもしれない。

そこまで考えて分かったのは、結局はメディアは彼らを利用しているだけだし、彼らもメディアを利用しているだけ。お互いに、キツネとタヌキの化かし合いをすることで、情報番組なるソフトが制作されて、それを我々は騙されて「本物」と思っているだけなんだな、と言う事。メディアが飽きられていることは大分前から言われているけれど、そう言う粗というか裏側が今ではネットでどんどん分かるところが、以前とは違う印象を与える最大の理由でしょうね。

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