2018年9月10日

次に備えて、今出来る事を

懸命の努力で何とか全域停電から99%以上の地域の停電が解消されましたが、まだまだ予断を許さない状態。今は何とか供給が出来ていますが、現状では老朽化して止めていた設備も動員して発電しているだけに、いつ何時微妙なバランスが崩れるかもしれない。さらに恐いのは、あれだけ大きな地震だったわけですから、当然余震も考えられるわけで、その場合は再び全道の半分近い発電量占める厚真火力発電所が止まるかもしれないし、老朽化した発電所にも影響が考えられます。これから北海道は季節が厳しくなるわけで、そう言う状況で再び全域停電なんて言う事が発生したら、その時には今回以上の被害が予想されます。

とは言っても、急に新しい発電所なんて出来ない訳だし(10年はかかるらしい)、今の送電網にしても新しいルートを直ぐに作るわけにも行かない。それでも、万一の場合に備えて何か手を打たないといけない。一番簡単且つ現実的な解は、現在審査中で停止している泊原発を再稼働させて、それなりの電力を確保することなのは、素人の自分が考えても思いつくもの。しかも、今回被害があった送電網とは反対側の経路に接続しているから、今回の様な北海道全域停電という最悪の事態は回避できるのではとも思いますし。

れば・たらの話しでは有るけれど、仮に泊原発が可動していた場合、今回停止した厚真火力発電所以上の発電量が有った訳なので、厚真火力発電所も発電量はもう少し抑えていただろうし、北海道全体の発電所の稼働状況ももう少し分散していたのでは無いだろうか。リスク分散という意味で、送電網も含めて今回よりも被害は少なくなったように思いますね。

いゃ、原発だって地震があれば止まるだろうと言うけれど、今回の泊原発の震度は2。これまで、それ以上の震度を受けた他の原発でも、トラブル無くそのまま運転を続けたわけだから、少なくとも一部のアッチの人達が言うような福島第一のような被害にはならないはず。今回も、原発自体は停止していたから外部電源を使用していて、それが止まったら非常発電に切り替わりトラブル無く運用されているわけで、それを「地震で電源が止まり、非常用電源に切り替わった」と恰も問題のあるような情報と言うかデマを拡散している人達は、多分自分達の見たいもの聞きたいものしか見聞きできないんだろうなと言う事を再認識しました。

福島第一の被害があったとき、当時の吉田所長は余震によるさらなる津波被害を避けるために、まずは堤防の補強を訴えたと言うけれど、今回も余震による再度の発電所停止に対して、今は先ず何が出来るか考えるべきでは。今日から暫くは二割位の節電をして、それが出来ない場合に波形各停電もするという方針らしいけれど、荒れって凄くダメージが大きいし影響も大きいと思う。勿論、仮に泊原発を再稼働するにしても数ヶ月はかかるだろうから、結果的には計画停電などの措置が必要な事は変わり。でも、近い将来特に季節が厳しくなる冬季の対策として、泊原発の再稼働を例えば政治主導で全国の原発が止められたように、今回は政治主導で臨時措置でもいいので再稼働させるべきじゃ無いだろうか。少なくとも自民党の総裁選が終わって、安倍総理が再選されたら、そう言うことも考える必要があると思いますね。

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