2018年8月21日

気に入らなければ、何でも反対!

埼玉県で開催予定だった自衛隊イベントを、迷彩服を子供に着せるのは怪しからんと共産党市議などが反対し注意になったと言う記事。いゃ、迷彩服って言うのは基本的に陸上自衛隊隊員の制服なわけだし、制服姿に憧れを懐く子供は多いわけで、それを「市民に不安を与える」という理由で中止させるのはどうかと思う。大体最近では迷彩柄の洋服やパンツ、さらには下着とか幾らでも街中に氾濫しているわけで、そう言うものを販売していたり着用している人間には文句を言わず(多分言いたいのだろうけど)、こういう時にだけ口を出してくる。それなら、最近の災害地での支援活動で迷彩服を着用していることにも批判しなきゃおかしいと思うのだが。

こう言う事を言い出したら、例えば車を見ると交通事故の悲惨さを思い出すから自動車使用禁止とか言う事も出来てしまう。あるいは、共産主義は過去無実の人を何千万人と殺害しているから、「共産」という言葉辞退しよう禁止にしろ、と言われても反論できないことになる。大体、自衛隊は違憲という党是があるのに、災害支援の時の自衛隊は別という都合の良い解釈をし、さらには仮に与党となり政権を担うことがあっても直ぐには自衛隊は廃止しないとか、いい加減なことを言っているし。実際、社会党が政権与党になったときだった、それまではあれだけ自衛隊廃止を言いながらも、いざ与党になればその言論は隠して、しかも阪神淡路大震災が発生すれば、自衛隊に頼るしか無い状態にもなるわけで、もっと現実を見なきゃ。最も、その社会党も、いざ与党を離れると旧来の主張に戻るわけで、まぁ立場上仕方が無いとは言いつつも、学ぶこともない人達だなと思いますね。もっとも、それは民主党の鳩山政権の時の「最低でも県外」発言も同様だけれど。

特定野党の中でも、共産党は良くも悪くも自分達の筋というか主義主張を堅持する点では、他の野党と比べて「ぶれない点」は評価できると思うけれど、だからといってそれだけで良いわけでは無いし、それしかやらないことも困る。最近では、豊洲関連で調子に乗って、散々自分達で焚き付けて、まぁ都知事の責任も大きいけれど、結局膨大な浪費を市場だけで無くオリンピック・パラリンピックにまで影響し、今では知らん顔している。ある意味、反面教師というか必要悪みたいな存在なんだけれど、一時期支持率が上がったり、議席が増加したりして、それで勘違いの度合いが酷くなったんだろうか。彼らが主張する、平等とか弱きを助けると言う事には賛意も大きいけれど、結局そう言う社会はより貧しい方向に、より低い方向に平準化するしか無いわけで、社会全体がそうなったときに、「党」という特権階級の一人に義理が、残り全部の資産を占有してしまうのは、過去の経験からも明らかな話。自分達は違うと言うのであれば、もっと現実に即した意見なり活動をしないと、やはり特定野党の中の特定政党と言う位置付けは今後も変わらず続くだろうし、支持するも一部の熱狂的な支援者だけという状況も変わらないんでしょうね。

まぁよく言われるけれど、安倍内閣の長期政権を批判するならば、まずは自分達の党首を交替させることを示さないと、誰も納得しないと思う。

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