2018年8月10日

ANA B787欠航便

B787に搭載しているRRのエンジン改修のために、ANAは国内線でしようしている機材の欠航を少し前に発表しましたが、それがさらに広がっている感じ。国際戦用機材では別のエンジンを使用しているので、影響は無いと言われていたんですが、国内線欠航に関係しての機材繰りの関係で、国際線にも波及しているんですね。国内線の欠航では17万4300人余りに影響し、国際線でも1万6500人余りに影響。合わせて20万人近い乗客に影響するわけで、一人料金が一万円としても20億円、2万円なら40億円近い損失。さらに貨物便も欠航するから、かなりの損失になる事は確かですよねぇ。

ANAのサイトにも欠航便のお詫びの告知が出ていますが、別にANAが悪いわけでは無くRRが悪いわけだけれど、何とかも忸怩たるものがあるんだろうなぁ。同じB787を使用していても、別メーカーのエンジンを使用しているJALは結構関係無いわけですからね。最終的には、RRへ補償請求するんでしょうけれど、実際に搭乗するはずだった乗客の料金保証だけでは無く、やはりイメージと言うか悪い印象を暗黙のうちに持つ人も多いだろうし、そちらの方のダメージが大きいかも。

B787が登場した初期の頃は、バッテリーの問題だったり、色々トラブルが発生してしまい「呪われた機体」みたいな言い方もされてきたけれど、段々習熟してきて安定性と快適性が認知されてきたときだけに、やっぱり間合いが悪いというか何というか。いずれにしても、交換パーツも段々と揃ってくるみたいですが、なんせ世界中の航空会社に影響するトラブルだけに、年内はスケジュール繰りが苦しそうですね。今のところ、自分には影響無さそうだけれど、B787を利用しなくても、それに影響されてトラブルに遭遇することもあるわけで、年内残りのフライトで遭遇しないことを祈るばかりです。

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