2018年8月6日

2時間のサマータイム

2020年の東京オリ・パラに向けて、酷暑対策の一つとしてサマータイム導入は以前から議論されているけれど、二時間も時計を繰り上げるのはなぁ... 記事では、午前7時スタートのマラソンが、(今の)午前5時スタートなり暑くなる前にゴールできるなんて書いているけれど、それならスタートを今の時間設定で午前5時スタートにすればいいだけ。でも、それをしないでサマータイムを入れるのは、結局はメディアの都合なんですよね。午前5時に放送するとなると視聴率は期待出来ないけれど、午前7時になれば多くの人は目を覚ましているだろうし、その分視聴率も望めると。代替「サマータイム(Daylight Saving Time)」って、猛暑対策では無く、長くなる日中を有効利用して、節電とか省エネしましょうと言う話なわけで、何か勘違いしている気がする。

記事では、来年試験導入をして、本番の2020年に向けて準備するとのことだけれど、二時間も時計を進めるとなると影響が大きいのでは。例えば、ある週末の深夜1時が、いきなり深夜3時になるわけで、この日は睡眠時間が一気に2時間短くなる。逆に終わるときには一気に2時間長くなるというのは、一寸極端だと思う。それに、朝方は涼しくなるだろうけど、夕方は、それまで5時とか6時に退社していたのが、暑さのピークにもなるだろう、3時とか4時に外に出てくるわけで、それも大変。いゃ、そのままビアガーデンに流れてくれるから経済的にも美味しいと言う擁護論も出てきそうだけれど、そんなに上手くいくのかなぁ。

問題なのは、その2時間のサマータイムを、東京2020以降も続けるのか、と言う事。正直、2019年、2020年の2年間でもう終了になると想像されるわけで、となるとたった二年間でサマータイムをスタートさせて終了させる、システム対応の無駄も大きいだろうし。来年と再来年は、今年のような猛暑・酷暑では無く、時間調整の難しさから体調を崩す人が増えそうな気がする。

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