2018年7月7日

オウム事件

オウム真理教(当時)による、地下鉄サリン事件などによる関係者で、死刑判決を受けた13名のうち、麻原彰晃死刑囚等7名の死刑執行が昨日行われて、久しぶりにこの事件が話題になると共に、一度に関係者7名の死刑執行という事で、それも話題になっています。ただ、既に死刑判決が出た死刑囚を、地方の施設に移動させるなど、「予感」は有ったんですよね。まぁ、事前に何月何日に執行しますなんていう告知はしないので、執行後の話しか聞こえてこないのは当然なんだろうけど。

これまで生きてきた中でも、自然災害を除けはこの「オウム真理教の地下鉄サリン事件」は最大級の事件、記憶じゃ無いかと思います。当時都内に住んでいたけれど、直接的に事件の影響は受けなかったけれど、やはり日ごろ利用している地下鉄で、しかも化学兵器によるテロが発生したというのは、安全神話を誰もが信じていた日本にとって、青天の霹靂以上の事。

個人的に改めて感じるのは、其れ以前に松本市で発生し被害者の一人である河野氏が犯人と冤罪を受けた事件とか、いろいろと兆候はあったんですよね。でも、宗教法人という事でなかなか捜査の手も入れられないし、しかもその前に選挙に出馬したりして、ある意味有名でもあったことが、逆に世間からの隠れ蓑になっていた気がします。で、メディアも何故か行為的な扱いを、事件前にも事件後にもしているような雰囲気もあったし。麻原死刑囚が逮捕された後も、広報担当者などが盛んにテレビに出て色々発言していて、それはそれである意味「自由権利」の範疇何だろうけど、やはり釈然としないものを感じていたのも事実。特に某局などは、別の弁護士殺害事件に関しての情報を教団側に渡していたという話もあるのに、未だに説明も弁明も謝罪も無いわけだし。さらには、このオウム事件で名をはせた某ジャーナリスト氏は、今では国会議員になっているけれど、その人の行動も何だかなぁという風に、何か大きく狂った歯車の元凶がこの事件に遭ったような気がする。

このサリン事件を契機に、街中からゴミ箱が一掃されて、それが現在では訪日観光客の不満の一つにもなっているんだけれど、あの事件から23年、もうゴミ箱を戻しても、サリンなどの化学兵器が隠されて事件が再発する恐れの無い社会に戻ったのだろうか。この当時は、社会の隅に上手く隠れて自分達の目的を遂行しようとする行為だったけれど、最近では右とか左とか、ヘイトとか反ヘイトとか、何かに極した対立が隠れもせずに大っぴらに生まれて拡大して過激化していることが、逆に別の意味で社会トラブルを生みそうな気がします。良くも悪くも、対立を避ける国民性が、このサリン事件の一端にあったと言えるかもしれないけれど、今度は対立上等みたいな感じで社会が進んでいくと、逆にさらに悲惨な出来事の切っ掛けになりそうで恐いですよね。裁判も終わり、幹部の死刑執行が行われて、ある意味これでオウム事件は終わったように見えるけれど、実は事件が産み落とした日本の社会への影響は、まだまだ残っているし色々な意味で拡大しているという事を忘れちゃ行けないだろうなぁ。

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